シモツケは北海道から九州まで全国に自生する強い植物で、初心者でも簡単に育てられます。
しかし、シモツケはドンドン増えるので好みの大きさに揃える強剪定も必要になります。
ここではシモツケついて以下のポイントをまとめています。
・シモツケについて
・シモツケの剪定方法と時期
・シモツケは根元で強剪定はしても大丈夫?
・シモツケが枯れる原因
・シモツケの植え付け時期
どういったお手入れば必要か知っておけば、シモツケのお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
シモツケはよく増えて困ることもある
シモツケは5月から7月にたくさんの花を咲かせ、一般家庭であれば樹高が0.5~1mほどの落葉低木になります。
シモツケは育てやすくて良いのですが、増えすぎて困るということもあります。
種類 | 落葉低木 |
最大樹高 | 0.5m~1m |
成長速度 | 早い |
植栽場所 | 日なた、明るい日陰 |
お手入れの難易度 | 簡単 |
水やり | 植えて2年~3年ほどした木は雨だけで十分 |
花の色 | ピンク |
シモツケを剪定する方法や時期
シモツケの剪定時期は、花後すぐの7月から8月か落葉期の2月から3月です。
9月には翌年の花芽を付けるので基本的な剪定は花後の7月~8月に行います。
しっかりと株が根付いているシモツケであれば何処で切っても、切った部分から新しい枝が伸びます。
シモツケの強剪定をして大丈夫な時期
シモツケの強剪定は12月から2月までで、厳寒期以外に行ないましょう。
シモツケは大きくなって増えすぎても困りますし、大きくなると花付きが悪くなるので5年に1度は古い枝を株元から10cm程残して切る方が良いくらいです。
適度に残して強剪定するのであれば、古くなっている太い枝を間引いて、新しい枝だけ残すようにすると自然樹形で楽しめます。
シモツケの花が咲かない原因
シモツケの花が咲かない原因には以下のようなことが考えられます。
・乾燥しすぎている
・日当たりが悪すぎる
・花芽が付いてから剪定しすぎた
中でも、シモツケの花が咲かない理由として多いのは、花芽が付いたあとの9月以降に強剪定で強く切りすぎていることが多いですね。
シモツケの花芽は7月頃から9月頃に掛けて作られます。
花後に剪定せずに、秋になってから気になってバサバサ切ってしまうと翌年は花が大幅に減ったり、咲かない原因になります。
シモツケの植え付け時期は?
シモツケの植え付け時期は3月から4月です。
庭植えであれば、日差しが強すぎない場所で堆肥や腐葉土を多く含んだ場所や大きめの木の下など適度な湿気を保てる場所に植えましょう。
1月から2月に寒肥として牛ふんと油かすを混ぜたも、お礼肥として化成肥料を少量(一掴み)あげます。
ただ、庭植えの場合は肥料がホトンド必要ない場合が多いので様子を見て元気であれば不要です。
シモツケの挿し木
挿し木は、3月から4月、または6月から7月上旬に前年に伸びた枝で行うと良いですね。
ただ、シモツケは放置していても勝手にドンドンと増えて困るくらいですので、挿し木をしようとする人は少ないでしょう。
シモツケの病気
シモツケは葉や枝に白い粉が付いたようになる「うどんこ病」になることがあります。
薬はダイセンなどを散布するのも良いですが、うどんこ病になっている部分を除去して混み合う部分をスッキリとさせるのが一番です。
また、害虫としてはアブラムシが発生して新芽や葉っぱの栄養を吸い取ってしまいます。
出来れば発生しないように春先にはオルトラン剤を散布して予防するようにしましょう。