ユキヤナギは川沿いなどにも多く自生していますし、株分けで育てることも挿し木で増やすこともできる簡単な低木ですね。
ここでは、ユキヤナギを生垣にする方法や剪定する時期などについてチェックしてみましょう。
ユキヤナギって生垣にできる?
ユキヤナギは低木ですが、大きな株に育てれば2mくらいにはなるので、生垣としても十分に活用できます。
ただし、目隠しとして利用できるほどではないので家の周りにある花壇などに生垣として利用されることがあります。
また、あくまで落葉樹なので生垣にすると冬が寂しいという人もいます。
まずユキヤナギについてチェックしてみましょう。
種類 | 落葉低木 |
最大樹高 | 2mほど |
成長速度 | 萌芽力も強く伸びるのも早い |
植栽場所 | 日当たりが良い場所、半日陰 |
お手入れの難易度 | 簡単 |
水やり | 植えて2年~3年ほどした木は雨だけで十分 |
花の色 | 白色、ピンク色など |
ユキヤナギを剪定する時期
ユキヤナギの剪定時期は、4月の花後がベストです。
ある程度、樹形を保ちたいのであれば混み合った箇所や枯れた部分を根本近くで剪定してしまい、全体的に風通しをすると良いでしょう。
ユキヤナギはどこでバツバツと切っても適当に新梢がでてくるので刈り込み鋏で形を作ってしまう人が多いですが、それではユキヤナギのの柔らかさが台無しになりますね。
柔らかく風に流れるようなユキヤナギを見たいのであれば、葉先で剪定するのではなく、できるだけ低い位置で剪定して枝を更新していくのがおすすめです。
風通しが悪いとうどんこ病に掛かりやすくなりますし、アブラムシも発生しやすいですので枝を混み合わせずに風通しを良くしましょう。
ユキヤナギの強剪定をして大丈夫な時期
ユキヤナギの背丈を高めにしたい場合は、枝の途中で剪定すればOKです。
しかし、しなやかさを出すために一度小さくしたいのであれば1月から2月に強剪定で根本からすべて切り取ってしまうと良いでしょう。
根本からすべて切り取っても地面から新しい新梢が伸びてくるので、生垣にこだわらないのであれば3年から4年に一度小さくすることもできます。
ユキヤナギの花の咲き方
ユキヤナギの花は4月頃に咲きます。
花後に剪定して、その後に伸びた新梢に10月~11月頃に花芽が付きます。
一度花が咲いた枝からは花は咲きませんし、剪定した部分より下の部分にも花は咲きませんので、古い枝を残しておくよりも常に新しく更新していくことを意識した方が良いですね。
ユキヤナギを挿し木で育てる
ユキヤナギは、株分けで育てることも、挿し木で育てるのも簡単です。
株分けが一番簡単で、植え付けには2月から3月が最適で、水はけが良い場所に植えましょう。
3月頃、6月頃であれば挿し木でポットに植えてビニールで多い、明るい半日陰に置きます。
8月初旬までには鉢に植え替えておけば、翌年の春には花が咲くでしょう。