デイゴは沖縄県の県花にもなっていますが、マレー半島やインドなどが原産でデイゴを育てる事ができるのは沖縄が北限だとされていますね。
そんなデイゴを沖縄以外で育てることができるのかどうか、剪定方法や時期について以下のポイントをまとめています。
・デイゴについて
・デイゴの剪定方法と時期
・デイゴの強剪定はしても大丈夫?
・デイゴが枯れる原因
・デイゴの植え付け時期
・デイゴの病気や害虫
どういったお手入れば必要か知っておけば、デイゴのお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
沖縄以外で育つデイゴはアメリカデイゴ
デイゴは5月下旬~7月頃に花を咲かせますが、8月から10月に掛けてもう一度花を咲かせる2度咲きの落葉低木です。
デイゴを地植え出来るのは沖縄が限界で、沖縄以外の九州の暖かい地域で見られるのはある程度の耐寒性があるアメリカデイゴやヒシバデイゴなどになります。
耐寒性があるアメリカデイゴでも、本土では温暖な地域に限定されますね。
種類 | 落葉低木 |
最大樹高 | 1m~2m |
成長速度 | 早い |
植栽場所 | 日当りが良く、冷たい風が当たらない場所 |
お手入れの難易度 | 簡単 |
水やり | 植えて2年~3年ほどした木は雨だけで十分 |
花の色 | 赤 |
デイゴを剪定する方法や時期
デイゴは当年に伸びた枝の先に花芽が付くので、花芽が付く春頃と夏頃は剪定を避けます。
1度目の花後すぐに適度な剪定を行えば、2度めの花付きも良くなりますね。
あまり剪定は必要ありませんが、樹形が気になる場合は12月から2月頃に軽く樹形を整える剪定をしましょう。
デイゴの強剪定をして大丈夫な時期
デイゴは条件さえよければ元気に枝を伸ばして花を咲かせるので、前年に伸びた枝は3月頃に芽が出てから強剪定で強く切り戻しても構いません。
時期さえ間違えなければ丸坊主に近くしても問題なく新芽が出てきます。
デイゴが枯れる原因
デイゴが枯れる原因には以下のようなことが考えられます。
・寒すぎる
・日当りが悪すぎる
・水はけが悪い
デイゴが枯れる原因の多くは冬に寒すぎたことによるものです。
アメリカデイゴに耐寒性があると言っても、あくまで温暖な地域に限定されます。
冬に霜がおりるような地域や冷たい北風が吹くような場所では枯れてしまいます。
冬にはワラなどで根元にマルチングをしたり、幹にワラを巻いて防寒したりすれば少しでも枯死を防ぐ事ができるでしょう。
デイゴの植え付け時期は?
デイゴの植え付け時期は4月頃です。
気温が上がる時期でもあり、成長期でもあるので4月頃が一番元気に根を張ります。
庭植えであれば、水はけが良く、日当たりの良い場所に植えましょう。
地植えでは水やりはそれほど必要ありませんが、夏の時期は乾燥を嫌うので土が乾いたらしっかりと水やりをしてください。
デイゴはそれほど肥料は必要ありませんが、3月頃にチッ素分の多い化成肥料を施しましょう。
デイゴを挿し木で増やす
デイゴの挿し木は6月頃から7月頃になります。
当年に伸びた枝の先端から15cmほどを取って、切り口を1時間ほど水に浸します。
後は、水切れに注意して挿し木用の土に植え直射日光が当たらない暖かい日陰で発根を待ちましょう。
デイゴの病気
デイゴは病害虫の心配はほとんどありません。
寒さには注意が必要ですが、病害虫を気にしなくて良いのが楽ですね。