木瓜は庭木だけでなく盆栽でも良く利用される木ですね。
春と秋で1年に2回花が咲く品種などたくさんあるので細かく見分けるのは難しいです。
ここでは木瓜について以下のポイントをまとめています。
・木瓜について
・木瓜の剪定方法と時期
・木瓜の植え付け時期
どういったお手入れば必要か知っておけば、木瓜のお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
木瓜の読み方は?
まず、木瓜の読み方がわからない人が結構多いですね。
木瓜は「ボケ」です。
木瓜(ボケ)はたくさんの花を咲かせる落葉樹で、樹高が1m~5mほどの落葉中低木になります。
木瓜は小さな花を咲かせるものから、大きな花を咲かせるものまで色々ありますし、香りの良い実を使ってジャムや果実酒なども作られます。
種類 | 落葉中低木 |
最大樹高 | 1m~5m |
成長速度 | 普通 |
植栽場所 | 日当たりの良い場所 |
お手入れの難易度 | 普通 |
水やり | 植えて2年~3年ほどした木は雨だけで十分 |
花の色 | 白、赤、ピンク、黄色など |
木瓜を剪定する方法や時期
木瓜の剪定時期は、花後すぐの5月頃、または10月から12月の剪定です。
基本的な剪定は秋に行い、10月から12月に花芽を残して伸びすぎた枝を切り詰めて短くする剪定します。
ボケは花後から枝が伸びるので短くしてしまいがちですが、伸びた枝を切り続けていると花が少なくなったり、咲かなくなったりします。
秋の剪定で蕾がついていない枝は短く切り詰めてしまいましょう。
花後の剪定をする段階で伸びている枝も短く切って、新しい枝を出すようにすると良いですね。
イメージとしては花後に形を整える軽い剪定をして、秋に花芽を見ながら枯れ枝や徒長枝をきってスッキリとさせる感じです。
木瓜の強剪定をして大丈夫な時期
木瓜の強剪定は花後すぐです。
花後に新しく伸びた芽を3つ程残して強く切り戻しても大丈夫です。
枝はかなり強く切っても枯れることはないくらい強い木ですが、厳寒期など時期を間違うと弱ってしまうので注意しましょう。
木瓜の花が咲かない原因
木瓜の花が咲かない原因には以下のようなことが考えられます。
・日当たりが悪すぎる
・水や肥料をやりすぎている
・花芽が付いてから剪定しすぎた
中でも、花が咲かない理由として多いのは、秋の剪定で強く切りすぎていることが多いですね。
木瓜の花芽は8月から9月に掛けて作られます。
花後に剪定せずに、秋になってから気になってバサバサ切ってしまうと翌年は花が大幅に減ったり、咲かない原因になります。
木瓜の植え付け時期は?
木瓜の植え付け時期は9月から11月です。
庭植えであれば、午前中から午後にかけてしっかりと日が当たる場所に植えるのが最適です。
落葉樹は春と秋に植える事が多いですが、木瓜は必ず秋に植え付けないと病気になる可能性が高くなります。
1月から2月に寒肥として化成肥料や油かす、9月に追肥として骨粉入りの油かすを与えましょう。
挿し木は、6月頃か9月頃に行うと良いですね。
枝の先端から10cmほどを取って、切り口を1時間ほど水に浸します。
後は、挿し木用の土に植え日陰で発根を待ちましょう。
水を切らさないように注意すれば翌年の春には根付きます。
木瓜の病気
木瓜は「根頭癌腫病菌」に注意が必要です。
その名の通り、根元にコブが出来て進行するとそのまま枯れてしまいます。
これは春に植え付けするとなりやすい病気なので、秋に植え付けをすれば大丈夫です。
発病した株は抜き取ってしまうしかありません。
害虫は、アブラムシ、カイガラムシ、線虫など何でも付きます。
しっかりとお手入れをして病気や害虫が付かないように注意しましょう。