ブッドレアはとても生育が旺盛で強い木なのに可愛い花や良い香りがするので初心者がお庭に植える植物としては最適です。
ただ、ブッドレアは一般家庭では大きくなりすぎたりするので形を整える剪定や好みの大きさに揃える強剪定も必要になりますね。
ここではブッドレアについて以下のポイントをまとめています。
・ブッドレアについて
・ブッドレアの剪定方法と時期
・ブッドレアの強剪定はしても大丈夫?
・ブッドレアが枯れる原因
・ブッドレアの植え付け時期
・ブッドレアの病気や害虫
どういったお手入れば必要か知っておけば、ブッドレアのお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
ブッドレアとは
ブッドレアは6月から10月の長期間で花を咲かせる落葉樹で、一般家庭でも1m~4mほどの大きさになる落葉中木になります。
ブッドレアは香りが良いので蝶や蜂なども集まりやすい木ですね。
生育環境によっては樹高が4mほどまで大きくなる上に強い木なので、シンボルツリーとしても利用されています。
種類 | 落葉中木 |
最大樹高 | 1m~4m |
植栽場所 | 日当りの良い場所か明るい日陰 |
お手入れの難易度 | 簡単 |
水やり | 植えて2年~3年ほどした木は雨だけで十分 |
花の色 | 白、ピンク、黄、紫など |
ブッドレアを剪定する方法や時期
ブッドレアの剪定時期は花後の11月から3月頃が適時です。
ブッドレアの花芽はその年の春以降に伸びた新芽に付くので、花芽が付く前の3月までには終わらせないといけません。
ブッドレアは初心者向けの木ではあるのですが、放置しているとどんどん大きくなり、細かい枝をたくさん出します。
そのため、定期的に剪定をしないと手がつけられないことになるので、育てるのは簡単でも手間が掛かる木とも言えますね。
ブッドレアの強剪定をして大丈夫な時期
増え過ぎてしまったブッドレアや大きくなり過ぎ場合の強剪定は休眠期の12月から3月頃に行ないます。
ブッドレアは強剪定をして、三分の一くらいまで小さくしてもしっかりと葉は茂ります。
むしろ、古い枝などが多くある方が花付きが悪くなるので、毎年強剪定をしてしっかりと切り戻した方が元気良く育ってくれます。
前年から新しく育ってきた枝も3月中に新芽の上で軽く剪定をしてあげれば樹形を保てる上に、花付きも良くすることができますね。
ブッドレアが枯れる原因
ブッドレアが枯れる原因には以下のようなことが考えられます。
・日当たりが悪すぎる
・乾燥しすぎている
・放置して枝が混み合いすぎている
中でも、ブッドレアが急に枯れる原因として多いのは、日照不足や乾燥が考えられます。
特に日当りが悪いと葉を茂らせることができず、花付きも悪くなり、葉や花芽がポロポロと落ちて枯れてしまうこともあります。
また、ブッドレアは病害には強くても乾燥には強くありませんので、乾燥が続いている状態では元気に育ちません。
ブッドレアの植え付け時期は?
ブッドレアの植え付け時期は3月頃か10月頃の暖かい時期です。
庭植えであれば、堆肥や腐葉土を多く含んだ日当たりの良い場所に植えましょう。
大きくなると幅も2mから3mにはなりますので、あまり手入れする気が無いのであれば出来るだけ周囲にスペースが取れる場所良いですね。
基本的に肥料はホトンド必要ありませんが、あまり元気がなさそうに見えるのであれば3月頃に緩効性の化成肥料、追肥として6月頃に化成肥料を2握りほど施しましょう。
ブッドレアを挿し木で増やす
ブッドレアの挿し木は、6月から7月頃にその年に伸びた新しい枝で行ないます。
枝の先端から15cmほどを取って、切り口を1時間ほど水に浸します。
後は、水切れに注意して挿し木用の土に植え日陰で秋頃まで発根を待ちましょう。
ブッドレアの病気
ブッドレア病気には強いですが、お手入れしないとどうしても込み合って樹形が乱れてしまいます。
害虫としては中が込み合ったままだと、アブラムシが出て新芽や葉っぱの栄養を吸い取ってしまいます。
どちらも、風通しを良くしておけば大丈夫なので、定期的に間引いておきましょう。