ハイビスカスといえば温暖な地域では代表的な花の一つですね。
ハイビスカスは、大きな大輪を咲かせますが花は1日で終わりつつ次の花を咲かせるので、適切な剪定やお手入れをして出来るだけ長く花を楽しみたいところです。
ここではハイビスカスの強剪定の方法や枯れる原因についてポイントをまとめています。
・ハイビスカスについて
・ハイビスカスの剪定方法と時期
・ハイビスカスは強剪定しても大丈夫?
・ハイビスカスが枯れる原因
・ハイビスカスの植え付け時期
・ハイビスカスの病気や害虫
どういったお手入れば必要か知っておけば、ハイビスカスのお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
ハイビスカスとは
ハイビスカスは5月から11月に大きな花を咲かせ、一般家庭であればほとんどの場合で鉢植えで育てられていますね。
大きく育てたハイビスカスであれば樹高が1m~1.5mほどになりますが、お店で販売されているものは30cm~50cmほどの購入しやすい大きさが多いでしょう。
ハイビスカスは冬でも10℃以上を保てるような温暖な地域でないと冬越しをしないいけませんので初心者向けとは言えませんね。
種類 | 常緑低木 |
最大樹高 | 1m~1.5m |
植栽場所 | 日なた |
お手入れの難易度 | 難しい |
花の色 | 赤、ピンク、白、黄色、橙色など |
ハイビスカスを剪定する方法や時期
ハイビスカスの剪定時期は3月下旬から4月上旬です。
4月中旬から下旬には花芽を付けるので基本的な剪定は花芽を付ける前に行いましょう。
4月から9月の成長期や開花時期に剪定をすると樹勢が弱ってしまい、開花しなくなってしまうので注意しましょう。
適切な時期であれば、弱って葉が無いような枝の途中で切っても新芽が萌芽する可能性が高いです。
どうしても気になってしまう枝があるのであれば、中途半端な位置で切らずに枝の付け根から2本~3本剪定するくらいであれば大丈夫です。
ハイビスカスの強剪定をして大丈夫な時期
ハイビスカスの強剪定は10月下旬頃から遅くても11月下旬までに行います。
むしろ、大きくする必要がなくハイビスカスの元気を保ちたいのであれば、強剪定で全体の二分の一から三分の一程度まで切り戻すのがおすすめです。
小さくしてからの方が冬越しで家の中に入れるのも楽ですね。
ハイビスカスが枯れる原因
ハイビスカスが枯れる原因には以下のようなことが考えられます。
・寒気に当てられた
・気温が高すぎた
・西日が強すぎた
中でも、ハイビスカス枯れる原因として多いのは、寒さによるものが一番多いですが、実は暑さによることもあります。
ハイビスカスは3℃~5℃ほどあれば越冬できるとされていますが、一般家庭の場合、実際には10℃程度無いと落葉してしまうことがあります。
また、熱帯の植物といっても30℃を超えるような気温が続くと樹勢が弱って枯れてしまうこともありますね。
西日が強すぎて乾燥してもハイビスカスが枯れたり咲かない原因となります。
ハイビスカスの植え付け時期は?
鉢植えのハイビスカスの植え付け時期は成長期の5月から6月です。
庭植えであれば、暖かく日差しが強すぎない場所で腐葉土などを多く含んだ土質が適しています。
鉢植えの場合は最低でも2年に1回は植え替えを行わないと、樹勢が弱って枯れてしまう可能性が高くなりますね。
もちろん地植えでも、冬に寒くなるような地域の場合は、10月までに掘り上げて冬越の準備が必要です。
寒肥は必要ありませんが、8月の猛暑を除いて4月から10月には1か月に1回化成肥料を施しましょう。
真夏で猛暑の場合は液体肥料で様子を見た方が良いですね。
ハイビスカスの挿し木
ハイビスカスの挿し木をする場合はどの品種でも適切な時期になる5月から6月がおすすめです。
元気な枝を選んで、10cm~15cm程切った後に1時間ほど水に付けておきます。
その後、植木鉢などに移して半日陰で水切れに注意すれば根が付くでしょう。
葉が付きすぎていると根が付きにくいですので、3枚枚から4枚程度にしておくと良いですね。
ハイビスカスの病気
ハイビスカスは、病気になることはあまりありません。
ただ、害虫はカイガラムシやアブラムシなどが付きますので、適度に間引いて風通しは良くしておくと良いですね。
春と秋に発生するので、この時期も定期的にチェックしておきましょう。