ジャスミンの中でもハゴロモジャスミンは小さくて白い綺麗な花をたくさん咲かせるとても可愛い種類ですね。
強い香りを出し、アロマや紅茶などにも利用されるのでハゴロモジャスミンの花を知らなくてもジャスミンを知っている人は多いでしょう。
ここではハゴロモジャスミンの剪定方法や時期、枯れる原因などについて以下のポイントをまとめています。
・ハゴロモジャスミンについて
・ハゴロモジャスミンの剪定方法と時期
・ハゴロモジャスミンの強剪定はしても大丈夫?
・ハゴロモジャスミンが枯れる原因
・ハゴロモジャスミンの植え付け時期
どういったお手入れば必要か知っておけば、ハゴロモジャスミンのお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
ハゴロモジャスミンとは
ハゴロモジャスミンは4月から5月に一房に小さな白い花が咲き、強い香りを出す半常緑のつる植物です。
寒さにも強い方ですが、0度以下になると蕾のまま枯れてしまうこともあるので、南関東より南の温暖な地域でないと庭植えは難しいですね。
種類 | 半常緑のつる植物 |
最大樹高 | 最大のつるの長さ約10mほど |
植栽場所 | 日当りが良く水はけが良い場所 |
お手入れの難易度 | 簡単 |
水やり | 植えて2年~3年ほどした木は雨だけで十分 夏で雨が少ない時期は水枯れに注意 |
花の色 | 白色 |
ハゴロモジャスミンを剪定する方法や時期
ハゴロモジャスミンの剪定時期は、6月頃の花後すぐで、遅くとも梅雨前までに終わらせましょう。
ただ、基本的にハゴロモジャスミンはつるを伸ばしたいのであれば剪定をする必要はありません。
3月から8月にかけて元気につるが伸び、11月から2月の冬の時期に花芽を付けます。
そのため、花後以外に剪定をすると確実に1年から2年は花が減ります。
基本は自然な状態を保って、無駄に飛び出している部分を剪定するだけで十分です。
ハゴロモジャスミンの強剪定をする時期は?
ハゴロモジャスミンの強剪定は花後に行います。
ただし、ハゴロモジャスミンは強い切り戻しなどをすると確実に花を減らしたり、翌年に花を咲かせない原因になりますので、強剪定をする場合はそのつもりで行ないましょう。
ハゴロモジャスミンが枯れる原因
ハゴロモジャスミンの花が咲かない原因には以下のようなことが考えられます。
・水切れを起こしていた
ハゴロモジャスミンが枯れる原因の多くは水切れを起こしていたことによります。
ハゴロモジャスミンは水切れを起こしていると、葉先が茶色くなってドンドン全体的に茶色く弱っていきます。
葉先が枯れ始めているタイミングですでにかなり弱っているので、枯れている部分などを除きつつ小さくして様子を見るのも良いでしょう。
ハゴロモジャスミンの植え付け時期は?
ハゴロモジャスミンの植え付け時期は一般的には3月から4月、または10月から11月です。
乾燥に弱いので、庭植えであれば水はけが良い日なたに植えましょう。
また、寒さには強いとは言えないので冬に冷たい風が通り過ぎる場所は避けた方が良いですね。
開花前と花後に緩効性化成肥料かチッ素分が多めの化成肥料を施し、寒肥は様子を見て施すと良いでしょう。
ハゴロモジャスミンの挿し木
ハゴロモジャスミンの挿し木は猛暑を避けつつ、つるがよく伸びる8月から9月頃が良い時期です。
前年枝から元気な枝を選んで、3節ほど(10cm~15cm)切った後に1時間ほど水に付けておきます。
その後、挿し木用の植木鉢などに移して半日陰で水切れに注意すれば発芽するでしょう。
ハゴロモジャスミンの病気
ハゴロモジャスミンは病気に強いですが、中が込み合って風通しが悪い状態だとアブラムシが発生します。
4月から6月、10月から11月ころは発生時期なので注意して観察しておきましょう。
基本的には花後に混み合っているつるを間引いて中の風通しを良くしておけば大丈夫です。