サンシュユは別名アキサンゴ、サンシュウ、ハルコガネバナ(春黄金花)とも呼ばれます。
サンシュユには秋に直径2cmほどの実がなるので食べられるのか気になりますね。
結論から先に言えば食べても大丈夫です。
ここではサンシュユについて主に3つのポイントをまとめています。
・サンシュユについて
・サンシュユの剪定時期
・サンシュユの実ってどんな味?
サンシュユは、手を付けずに放置すると7m~8mにはなる大きな木です。
どういったお手入れば必要か知っておけば、お庭のお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
サンシュユとは?
サンシュユは庭木であれば樹高が3m~5mほど、自然界では7m~8mにはなる落葉高木ですね。
サンシュユは特徴として、葉が開く前に花が咲くので鮮やかな早春に鮮やかな黄色に彩られます。
耐寒性は普通ですが、耐暑性が強いので日本でも関東より西の温暖な地域で良く見られます。
種類 | 落葉高木 |
最大樹高 | 3m~8m |
成長速度 | 成長速度は早い |
植栽場所 | 日当たりが良く水はけが良い場所 |
お手入れの難易度 | 普通 |
水やり | 植えて2年~3年ほどした木は雨だけで十分 |
花の色 | 黄色 |
サンシュユを剪定する時期
サンシュユの剪定時期は、花後すぐの4月頃です。
6月から11月頃までに翌年の花芽を付けます。
翌年も花を楽しみたい場合は4月の花後すぐから5月中には剪定を済ませる必要があります。
基本的には自然樹形が好まれる木なので、木のを大きさを制限する目的で剪定する程度で良いでしょう。
サンシュユの花は徒長枝から伸びた短枝に花芽を付けるので徒長枝が気になるからと切ってしまうと花は咲きません。
サンシュユの強剪定をして大丈夫な時期
サンシュユは強剪定すると確実に花を減らします。
しかし、成長も早く放置しておくと庭木としては大変なことになってしまいます。
3年から5年に一度は小さくする強剪定をすると良いですね。
時期的には休眠期の1月から3月が良いですが、極寒のタイミングは避けましょう。
混み合った枝を取り除きながら、常に枝分かれした部分で切って全体的に良い高さに合わせると簡単です。
サンシュユの花が咲かない理由
サンシュユの花が咲かないのは下記のような理由があります。
・日当たりが悪い
・6月から11月に花芽が付いてからむやみに剪定している
・水はけが悪い場所に植えている
・土の養分が不足している
中でも、サンシュユの花が咲かない理由として多いのは、花芽が付いてからの剪定が関係していることが多いですね。
例えば、茂っているサンシュユの徒長枝が気になって秋頃ににバツバツと切ってしまえば花芽をすべて取ってしまいますので翌年の花は咲きません。
サンシュユの実はどんな味?
サンシュユは秋頃に直径2mほどの赤い実がなりますね。
サンシュユの実は食べることができますが、熟していない実を食べると酸味が強いので食べられたものではありません。
しかし、熟している実であれば甘みも出ているので食べられないことはありません。
昔は、乾燥させた実を乾燥させて生薬として利用されていました。
もちろん、今でも漢方薬として使われています。
サンシュユの植え付け時期は?
サンシュユの植え付け時期は2月から3月です。
日当たりが良く有機質があり水はけの良い場所に植えるのが最適です。
日当たりが悪い場所だと花が付きにくかったり、病気に掛かりやすくなります。
3月頃と6月頃に挿し木で増やすこともできますが、失敗することも多いですね。
1月から2月に寒肥として有機肥料、秋の実がなるころに追肥として油かすと骨粉を1対1で混ぜたものを少々あげましょう。
サンシュユの病気
サンシュユで一番注意するのはうどんこ病です。
中が枝で混み合わないように風通し良くして、病気になりにくいようにしておけば大丈夫でしょう。