カレーバインはカレーのような香りと色がすることから名付けられていますが、洋名はビグノニア、和名はツリガネカズラやカレーカズラと呼ばれます。
ここではカレーバイン(ビグノニア)の剪定方法や時期などについて以下のポイントをまとめています。
・カレーバインについて
・カレーバインの剪定方法と時期
・カレーバインの強剪定はしても大丈夫?
・カレーバインの植え付け時期
どういったお手入れば必要か知っておけば、カレーバインのお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
カレーバイン(ビグノニア)とは
カレーバインは4月から5月に橙色のツリガネ状の花が咲き、カレーに似た香りを出す常緑のつる植物です。
寒さにも強い方ですが、南関東より南の温暖な地域でないと庭植えは難しいですね。
種類 | 常緑のつる植物 |
最大樹高 | 最大のつるの長さ約10mほど |
植栽場所 | 日当りが良く水はけが良い場所 |
お手入れの難易度 | 簡単 |
水やり | 植えて2年~3年ほどすれば雨だけで十分 |
花の色 | 橙色 |
カレーバイン(ビグノニア)を剪定する方法や時期
カレーバインの剪定時期は、5月から6月頃の花後すぐで、遅くとも梅雨前までに終わらせましょう。
ただ、基本的にカレーバインはつるを伸ばしたいのであれば、植えてから2年っから3年は剪定をする必要はありません。
しかし、非常に生育が旺盛ですので、ある程度育ってからは花後すぐに半分から3分の1ほどまで切り詰めてしまいましょう。
7月から10月頃には翌年の花芽が出来ているので、7月以降に切り詰めると花が咲かなくなってしまいます。
カレーバイン(ビグノニア)の強剪定をする時期は?
カレーバインの強剪定は花後に行います。
カレーバインは通常の剪定でも強めに切って大丈夫ですので、強剪定というよりも混み合うつるを間引くようにすると良いでしょう。
カレーバインが枯れる原因
カレーバインが枯れる原因には以下のようなことが考えられます。
・水切れを起こしていた
・中が混み合いすぎて蒸されている
カレーバインが枯れることはそうそうありませんが、枯れている場合は水切れを起こしていることがあります。
部分的に枯れ始めているタイミングですでに弱っているので、枯れている部分などを除きつつ可能な限り小さくして様子を見るのも良いでしょう。
カレーバインの植え付け時期は?
カレーバインの植え付け時期は一般的には4月から5月頃、または10月から11月です。
乾燥に弱いので、庭植えであれば日なたに植えましょう。
また、寒さには強いとは言えないので冬に冷たい風が通り過ぎる場所は避けた方が良いですね。
花付きが悪くなってきたと思ったタイミングで緩効性化成肥料を施すと良いでしょう。
カレーバインの挿し木
カレーバインの挿し木はつるがよく伸びる4月から6月頃が良い時期です。
秋にも可能ですが、寒さには強くないので暖かい時期の方がおすすめです。
前年枝から元気な枝を選んで、3節ほど(10cm~15cm)切った後に1時間ほど水に付けておきます。
その後、挿し木用の植木鉢などに移して半日陰で水切れに注意すれば発芽するでしょう。
カレーバインの病気
カレーバインは病気に強いですが、中が込み合って風通しが悪い状態だとうどんこ病が発生することがあります。
ただ、病気になった部分を除去して、全体的にスッキリとさせておけば被害が拡大することはありません。
基本的には花後に混み合っているつるを間引いて中の風通しを良くしておけば大丈夫です。