エンゼルトランペットは名前の通り、大きなトランペットが吊り下がったような花が咲き、とても良い香りがする常緑樹ですね。
しかし、エンゼルトランペットは毒性があるので樹液が肌につかないようにしたり、間違って種を食べないように注意が必要です。
地植えでは元気に育ちますが、場合によっては花が咲かないこともあるので、ここではエンゼルトランペットについて以下のポイントをまとめています。
・エンゼルトランペットについて
・エンゼルトランペットの剪定方法と時期
・エンゼルトランペットの強剪定はしても大丈夫?
・エンゼルトランペットの花が咲かない原因は?
・エンゼルトランペットの植え付け時期
どういったお手入れば必要か知っておけば、エンゼルトランペットのお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
エンゼルトランペットとは
エンゼルトランペットは大きな綺麗な花が咲いて見栄えするので植えている家もありますが、毎年の剪定が必要なので放置で楽しみたい人には向きません。
エンゼルトランペットは熱帯植物なので、地植えで育てるには南関東より南で、寒くならない地方が適しています。
種類 | 常緑中高木 |
最大樹高 | 1m~6m(品種による) |
成長速度 | 普通 |
植栽場所 | 日なた、暖かい地方なら明るい日陰も大丈夫 |
お手入れの難易度 | 少し手間が掛かる |
水やり | 植えて2年~3年ほどした木は雨だけで十分 |
花の色 | 赤、紫、黄、白、ピンクなど |
エンゼルトランペットを剪定する方法や時期
エンゼルトランペットの剪定時期は11月頃の花後です。
花後になると主幹になる幹や太い枝の新芽が出ている部分の上で剪定しましょう。
大きく育てたい場合は、枝の付け根から見て一番枝先に近い部分にある付近の新芽で剪定します。
ただし、品種によってはかなり大きくなるので適度な大きさになるように調整は必要です。
エンゼルトランペットの強剪定をして大丈夫な時期
エンゼルトランペットの強剪定は通常の剪定と同じく花後に行います。
主幹や太い枝から一番近い部分に新芽が出ているので、一番手前の新芽の上で切ってしまいましょう。
本来、エンゼルトランペットは花後は常に強剪定をするのが一番適しています。
できれば、寒くなる地方の場合はしっかりと寒冷紗などで防寒したいですね。
エンゼルトランペットの花が咲かない原因は?
エンゼルトランペットの花が咲かない原因には以下のようなことが考えられます。
・肥料が足りない
・水やり不足
・日当りが悪すぎる
エンゼルトランペットの花が咲かない原因の多くは肥料が足りないことによるものです。
エンゼルトランペットは他の植物に比べてかなりの肥料を必要とします。
植え付け時にしっかりと緩効の化成肥料などを混ぜることも大事ですが、2か月おき程度にも緩効性の化成肥料を二握りほど施しましょう。
葉がしっかりと茂っているのに花が咲かない場合はリン酸多めの液体肥料を2週間から3週間に1回施して様子を見てみると良いですね。
また、水やりも多く必要なので特に5月から10月頃は毎日たっぷりとあげてください。
ただし、冬は少し湿気がある程度の乾燥気味の方が良いでしょう。
エンゼルトランペットの植え付け時期は?
エンゼルトランペットの植え付け時期は4月~5月頃です。
庭植えであれば、水はけがよく、良い日が当たる場所に植えましょう。
風には弱いので、日なたでも風があまり通らない場所を選んだ方が良いですね。
エンゼルトランペットを挿し木で増やす
エンゼルトランペットの挿し木は4月~8月頃に行ないます。
とても簡単に根付くので、枝を10cmほど取って、1時間ほど水に付けてから、挿し穂用の土に挿して水切れしないようにしましょう。
エンゼルトランペットの病気
エンゼルトランペットはあまり病気の心配はありません。
しかし、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシなどに葉を食べられる食害は良くありますので、定期的にチェックして防除しましょう。