ブーゲンビリアは放任しているとツルが伸び過ぎて樹形が乱れたり、花が咲かなくなったりしますので適切な剪定や時には強剪定が必要になりますね。
ここではブーゲンビリアについて強剪定や花が咲かない原因などのポイントをまとめています。
・ブーゲンビリアについて
・ブーゲンビリアの剪定方法と時期
・ブーゲンビリアの強剪定はしても大丈夫?
・ブーゲンビリアの花が咲かない原因
・ブーゲンビリアの植え付け時期
・ブーゲンビリアの病気や害虫
どういったお手入れば必要か知っておけば、ブーゲンビリアのお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
ブーゲンビリアとは
ブーゲンビリアは熱帯の植物で1年で長期間の間に花を楽しむ事ができる常緑のつる性植物です。
一般的には適度な剪定をすることによって年に2から3回は開花しますね。
ブーゲンビリアは熱帯の植物ですが、ある程度の耐寒性もあるので0℃を下回るような地域で無ければ冬越も可能です。
種類 | 常緑つる性 |
最大樹高 | 0.5m~5m |
成長速度 | 早い |
植栽場所 | 日当りが良い場所か明るい日陰 |
お手入れの難易度 | 簡単 |
水やり | 植えて2年~3年ほどした木は雨だけで十分 |
花の色 | 赤、白、黄、ピンク、橙色 |
ブーゲンビリアを剪定する方法や時期
ブーゲンビリアの剪定時期は花後です。
まず4月から7月に掛けて花が咲くので、6月から7月に花が終わってすぐに伸びすぎている枝を3節程残して剪定しましょう。
ここで、適度に剪定をしておけば9月から10月にもたくさんの花を楽しむ事ができます。
基本的に伸びすぎたツルや飛び出たツルを少し剪定する程度であれば、いつ剪定しても大丈夫です。
1回目の剪定後からの成長期は梅雨時期なので水やりの心配は不要ですが、乾燥しているようであればたっぷりと水をあげましょう。
ただし、9月頃になってしっかりと枝葉が茂った状態になってからは水やりを控えて乾燥気味で放置した方がたくさんの花が付きますね。
ブーゲンビリアの強剪定をして大丈夫な時期
大きくなり過ぎたブーゲンビリアを小さくしたい場合の強剪定も6月から7月の花後に行ないます。
この時期に強剪定をして強く切り戻しておけば、翌年にも花を楽しむことができます。
一つの枝で葉を2枚から3枚残しておけば、枯れるようなこともあまりありません。
ツルが混み合っている部分、枯れている部分などは10月から11月の花後にも強剪定することもできますが、来年の花は大幅に減ってしまいますので注意しましょう。
混み合っている箇所は根元から間引いてしまう方が良いですし、元気に伸びる徒長枝も付け根から剪定してしまいましょう。
ブーゲンビリアの花が咲かない原因
ブーゲンビリアの花が咲かない原因には以下のようなことが考えられます。
・肥料や水やりが多すぎる
・剪定する時期が間違っている
・日当りが悪すぎる
ブーゲンビリアの花が咲かない原因には、主にこれらが関係していることが多いです。
基本的にちょっとした剪定であればいつでも行って大丈夫ですが、8月以降は翌年の花芽が出始めているので秋から冬にバツバツと剪定すれば花は咲きません。
また、ブーゲンビリアは水をやりすぎたり、肥料を多く与えたりすると枝はばかりが茂って花が咲かない原因となります。
ブーゲンビリアの植え付け時期は?
ブーゲンビリアの植え付け時期は5月から6月頃です。
庭植えであれば、完熟堆肥や腐葉土を混ぜて水はけが良く日当たりの良い場所に植えましょう。
日陰でもツルや葉はそれなりに育ちますが、日当りが悪ければ悪いほど花つきは悪くなります。
耐寒性はありますが、冬場に0℃以下が続くような地域では庭植えが厳しくなりますね。
基本的に寒肥での肥料は必要ありませんが、3月から10月の成長期は2か月に1回は1か月ほど継続する緩効性の化成肥料を施しましょう。
天候が良く日当りも良いのに花付きが悪いのであれば、水やりや肥料を控えて様子を見ると良いですね。
ブーゲンビリアを挿し木で増やす
ブーゲンビリアの挿し木は、5月から6月であればいつでもできます。
枝の先端から10cm~15cmほどを取って、切り口を1時間ほど水に浸します。
後は、水切れに注意して挿し木用の土に植え明るい日陰で発根を待ちましょう。
ブーゲンビリアの病気
ブーゲンビリアは病気に強いですが、中が込み合って風通しが悪い状態だとアブラムシが発生します。
4月から6月、9月から10月頃は発生時期なので注意して観察しておきましょう。
基本的には混み合っているつるを間引いて中の風通しを良くしておけば大丈夫です。