萩(ハギ)がかなり茂って大きくなり過ぎたので小さく剪定したい。
萩(ハギ)の花が咲かない理由って何がありますか?
ここでは、大きくなり過ぎた萩(ハギ)を小さく剪定する方法やハギの花が咲かない理由がどうしてなのか?についてまとめています。
・萩(ハギ)について
・萩(ハギ)の剪定方法と時期
・萩(ハギ)を小さくする方法
・萩(ハギ)を大きくする方法
・萩(ハギ)の花が咲かない理由
・萩(ハギ)の植え付け
どういったお手入れが必要か知っておけば、萩(ハギ)のお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
萩(ハギ)は秋の七草
秋の七草の一つでもある萩(ハギ)は日本では山などに自生していので、ヤマハギなどは良く目にしますね。
家の庭や花壇などに植えられていて一番多いのは赤紫色の花を咲かせるミヤギノハギでしょう。
花が咲く9月頃にはピンク、白、黄色などたくさんの小さな花を咲かせて秋の風情によくあいます。
それでは、まず萩(ハギ)についてチェックしてみましょう。
種類 | 落葉樹 |
最大樹高 | 1m~3m |
成長速度 | 早い |
植栽場所 | 日当たりの良い場所、半日陰 |
お手入れの難易度 | とても簡単 |
水やり | 庭に植えて2~3年ほど成長した木は雨だけで十分 |
花の色 | 白、ピンク、黄色など |
実 | 実はならない |
反対に最近流行りの自然風の庭には良く合いますね。
萩(ハギ)が大きくなり過ぎた場合の剪定
萩(ハギ)の剪定をするのに適した時期は2回あります。
●11月から2月頃
●梅雨前の5月から6月
大きくなり過ぎた萩(ハギ)を剪定する時期は花後の11月から2月頃になります。
萩(ハギ)はその年の春に伸びた枝に花が付いて、その後は地上部分が枯れてしまう当年性です。
基本的には毎年地際から20cm~30cm残して、バッサリと切り取ってしまうのが剪定方法になります。
冬には大部分が枯れてしまうので、枯れ枝処理と思って思い切り剪定してしまいましょう。
萩(ハギ)を小さく仕立てたいなら5月に剪定
萩(ハギ)を小さく仕立てたい場合の剪定は5月頃、遅くても6月上旬までに行います。
5月になれば春から伸び始めた枝がどんどん成長しています。
5月の時点で伸びすぎている枝は地際から切ってしまっても大丈夫です。
途中で切り戻しても、切った部分から新しい枝が成長して花も咲かせてくれます。
5月中であればもう一度地際から切っても新梢が伸びてきます。
切り戻しは6月でも大丈夫ですが、地際から切るのは5月中が好ましいでしょう。
ここで伸びてくる新梢はそれほど伸びませんので小さくすることができますね。
ただ、気候などは毎年変わるので、5月でも強剪定をすると花が咲かない、または遅くなる可能性もあります。
萩(ハギ)を大きくしたい
大きな萩を小さくするのとは反対に、萩を大きくしたい場合もありますね。
萩を大きく仕立てるには、11月から2月頃の剪定で主幹(枝幹)になるくらいしっかりとした枝をいくつか残します。
主幹として残した枝も長くても1m位までは切り詰めておけば、大きく仕立てることができます。
萩の剪定は簡単ですが、手間であれば気になる部分だけでも植木屋さんに頼んでみると良いでしょう。
今どきの植木屋さんは本当に1本や生け垣だけでも来てくれるので、とても頼みやすいですね。
例えば、テレビでコマーシャルをしているくらしのマーケットなら、どんな人でどんな評価の人が来てくれるのも分かりますよ。
このような感じになっているので相場が適当な植木屋にぼったくられる心配もありません。
私の植木屋経験から草刈り業者や植木屋など色々とチェックしてみましたが、料金が上乗せされているようなこともなく一般的な業者の通常料金ですね。
萩(ハギ)の花が咲かない理由
萩(ハギ)の花が咲かない理由は大きく2つあります。
●日当たりが悪い
●チッ素を含んだ肥料をあげすぎている
まず、萩(ハギ)は日当たりが一番大事なので、日が当たらない場所では確実に花が減ります。
半日陰でも大丈夫ですが、可能な限り日なたに植えた方がたくさんの花を咲かせてくれます。
半日陰程度なのに花が咲かない場合にできることとしては・・・
●枯れ枝や元気のない枝を間引く
●株の周辺で太い根を数本切る
根は切りすぎても弱ってしまうので何も考えずに手当り次第にバツバツと切らないようにしましょう。
また、萩(ハギ)は多少痩せている土壌を好みます。
萩はマメ科なので根粒菌を持っています。
根粒菌はチッ素を作る菌なのに、チッ素を含んだ肥料などを与えているとチッ素分が多すぎになってしまいます。
この根粒菌の影響で、花が咲かないからと肥料をあげすぎても栄養過多で花が咲かなくなってしまうということになります。
野山に自生するように放置気味の方が元気に育つことが多いですね。
ただ、土壌が硬すぎるなど土壌が悪すぎる場合は株元から50cmほどを掘り返して、腐葉土をすき込んであげるのも良いでしょう。
萩(ハギ)はどんな病気になるの?
萩(ハギ)は病害虫にも強いのでそれほど大きなトラブルになることはありません。
たまに見られるのは葉に赤茶色の斑点が出る「サビ病」です。
サビ病に掛かると葉が落ちてしまうので、落ちた葉は放置せずに処分して、ダイセンなどで治療しましょう。
また、株を剪定したり枝を間引いたりせずに放置しておくと、アブラムシ程度は出ます。
枝を間引くなど風通しは良くしておきましょう。
他の庭木もあるのであれば、アブラムシが出た際に植木屋さんにお手入れついでに薬剤散布を頼むのもアリですね。
萩(ハギ)の花が咲く時期
萩(ハギ)の花は早いと7月頃から小さな花を咲かせて、9月頃に開花のピークを迎えます。
花芽は6月頃には出来ているので、伸びているからと夏頃に強く剪定やバリカンで刈り込んでいると花を楽しむことはできません。
また、日陰に植わっている場合も花が少なかったり、場合によっては咲かなかったりします。
これから植えるのであれば可能な限り日当たりが良い場所にしておきましょう。
萩(ハギ)を植える時期
萩(ハギ)の植え付け時期は2月から3月、または11月から12月が一般的です。
どちらかと言えば安全なのは2月から3月で、ある程度暖かくなった時期です。
萩がやせ気味の土壌が好きと言っても、植え付けする時は水はけの良い場所で腐葉土や堆肥などを混ぜた土で植え付けましょう。
一般的には、配合などは考えずにホームセンターで販売している草花用の培養土で十分です。
また、萩は株分けなどでも育てることができますが、移植には強く無いのでつかないかもしれないくらいの気持ちで株分けしましょう。
萩(ハギ)の剪定だけでも植木屋に頼める
すでに大きくなった萩(ハギ)や自分ではどうしようもない場合は、一本からでもお手入れに来てくれる植木屋さんにお願いしてみるのも良いですね。
たくさん庭木がある中で1本だけという指定も可能ですし、新しく植えたい木の相談にものってくれますよ。
庭木1本からの剪定料金を知りたい場合・・・
日本各地の植木屋やいろんな業社を比較できる口コミの比較サイトで費用の相場をチェックして依頼すると良いでしょう。