ギョリュウバイは名前からすると日本が原産のような感じですが、原産はオーストラリアで暖かい環境が好きな樹木です。
耐寒性が低いので南関東より北では露地栽培は向きません。
初心者が剪定や強剪定をしても元気に花を咲かせる生育旺盛な樹木と言えるでしょう。
ここではギョリュウバイについて以下のポイントをまとめています。
・ギョリュウバイについて
・ギョリュウバイの剪定方法と時期
・ギョリュウバイの強剪定はしても大丈夫?
・ギョリュウバイの花が咲かない原因
・ギョリュウバイの植え付け時期
どういったお手入れば必要か知っておけば、ギョリュウバイのお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
ギョリュウバイとは
ギョリュウバイは4月から6月に小さな花がたくさん咲き、樹高が2m~3mほどの常緑中木になります。
品種によっては、4月頃と11月頃に2回花を咲かせるものもありますね。
種類 | 常緑中木 |
最大樹高 | 2m~3m |
成長速度 | 早い |
植栽場所 | 温暖で日当りが良く水はけが良い場所 |
お手入れの難易度 | 普通 |
水やり | 植えて2年~3年ほどした木は雨だけで十分 |
花の色 | 白、赤、ピンクなど |
ギョリュウバイを剪定する方法や時期
ギョリュウバイの剪定時期は、3月から9月の間に込み合った箇所を随時間引きます。
遅くても9月頃になって花芽が付き始める前には終わらせましょう。
9月以降に強く切り詰めると確実に花が減りますので、基本は自然樹形で込み合った部分を間引くような剪定がおすすめです。
ギョリュウバイの強剪定をする時期は?
ギョリュウバイの強剪定は花後に行います。
ギョリュウバイは萌芽力が強いので、花後であれば枝を三分の一くらいまで切り詰めても大丈夫です。
ただし、夏以降に強剪定をすると確実に1年から2年は花が大幅に減りますので覚悟しておきましょう。
ギョリュウバイの花が咲かない原因
ギョリュウバイの花が咲かない原因には以下のようなことが考えられます。
・花芽が付いてから強く切り詰めた
・日当りが悪すぎる
ギョリュウバイの花が咲かない原因の多くは剪定時期の失敗です。
ギョリュウバイは萌芽力強いのでバツバツと切り詰めてしまう人が多いですが、花芽が付いてから切り詰めると花は咲きません。
また、日向で暖かい場所が好きなので、日当りが悪すぎると枯れ込んでしまって花が咲かなくなってしまいます。
ギョリュウバイの植え付け時期は?
ギョリュウバイの植え付け時期は一般的には3月から4月の暖かい時期に行ないます。
冬に苗を購入した場合はすぐに植え付けをせずに、暖かくなるまでは室内で育てないと育たずに枯れてしまう可能性が高いです。
過湿にも乾燥にも弱いので、庭植えであれば水はけがよく水もちが良い日なたに植えましょう。
土に軽く湿り気がある程度がベストです。
半日陰でもなんとか育ちますが日当りが悪いと花付きが悪くなります。
風通しが悪い場所だと害虫が付きやすいので注意しましょう。
花が咲く前の時期に化成肥料を二握りほど、花後にもお礼肥として化成肥料を二握りほど施しましょう。
ギョリュウバイの挿し木
ギョリュウバイの挿し木は3月~4月、9月~10月が良い時期です。
若い枝から元気な枝を選んで、15cm程切った後に1時間ほど水に付けておきます。
その後、植木鉢などに移して暖かい半日陰で水切れに注意すれば1ヶ月ほどで発芽するでしょう。
ギョリュウバイの病気
ギョリュウバイは病気に強いですが、中が込み合ったままだと虫がつきやすくなるので、風通しが良くなるように間引き剪定はしっかりと行ないましょう。
基本的には花後に刈り込むだけでなく不要な枝を間引いて中の風通しを良くしておけば大丈夫です。