ハクチョウゲは小さくて綺麗な白い花をたくさん咲かせる低木で、生け垣やトピアリーなどにもよく利用されます。
耐寒性も耐暑性も強く、初心者が剪定や強剪定をしても枯れることは少ない丈夫な種類です。
ハクチョウゲはあまり知らない人が見るとツゲと違いが分からない木ですね。
ここではハクチョウゲについて強剪定の時期や剪定の方法などについて以下のポイントをまとめています。
・ハクチョウゲについて
・ハクチョウゲの剪定方法と時期
・ハクチョウゲの強剪定はしても大丈夫?
・ハクチョウゲが枯れる原因
・ハクチョウゲの植え付け時期
どういったお手入れば必要か知っておけば、ハクチョウゲのお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
ハクチョウゲとは
ハクチョウゲは5月から6月に小さな白い花を咲かせる、樹高が1mほどの常緑低木になります。
一重咲きだけでなく、八重咲きもあり、ハクチョウゲでは斑入りが人気がありますね。
種類 | 常緑低木 |
最大樹高 | 0.5m~1m |
成長速度 | 早い |
植栽場所 | 日当りが良く水はけが良い場所 |
お手入れの難易度 | 簡単 |
水やり | 植えて2年~3年ほどした木は雨だけで十分 |
花の色 | 白色、薄いピンク |
ハクチョウゲを剪定する方法や時期
ハクチョウゲの剪定時期は、6月頃の花後すぐで、遅くとも梅雨前までに終わらせましょう。
ハクチョウゲの花芽は夏頃には作られているので、夏以降に強い剪定をすると確実に1年から2年は花が減ります。
確実に花を楽しみたい場合は、花後以外の時期にバツバツと切るような剪定は避けましょう。
ハクチョウゲの強剪定をする時期は?
ハクチョウゲの強剪定は一年で一番萌芽力が強い4月頃に行います。
ハクチョウゲは萌芽力が強いので、だいたいどこで強剪定しても芽吹くので大丈夫です。
ただし、4月に強剪定をするとこれから咲く花芽をすべて刈ってしまうので、花を楽しみたいのであれば強剪定は止めた方が良いですね。
花後でも普通の剪定よりも気持ち強めに切る程度にしておけば、翌年も花を楽しむことができます。
ハクチョウゲが枯れる原因
ハクチョウゲのが枯れる原因には以下のようなことが考えられます。
・寒い地方や厳寒だった
ハクチョウゲが枯れる原因として考えられるのは寒すぎたことや寒い地方で地植えしている場合です。
ハクチョウゲは常緑樹ですが、寒すぎる場合は半分以上は葉が枯れ落ちてしまうことがあります。
ただし、これは落葉しているだけで自然なことですので、春には元気に芽が出るので心配ありません。
ハクチョウゲの植え付け時期は?
ハクチョウゲの植え付け時期は猛暑を除いて春から秋までいつでも可能です。
庭植えであれば水はけが良い日なたに植えましょう。
明るい半日陰でも育ちますが、日当りが悪すぎると生育が悪かったり、花付きが悪くなります。
また、風通しが悪い場所だと害虫が付くこともあるので注意しましょう。
1月から2月に寒肥として堆肥と鶏ふんを混ぜたものを2握りほどか緩効性肥料を施します。
お礼肥や追肥は特に必要ありません。
ハクチョウゲの挿し木
ハクチョウゲの挿し木は猛暑を除いて6月から9月頃が良い時期です。
若い枝から元気な枝を選んで、10cm程切った後に1時間ほど水に付けておきます。
その後、植木鉢などに移して半日陰で水切れに注意して発芽を待ちましょう。
ハクチョウゲの病気
ハクチョウゲは病気に強いですが、中が込み合ったままだとアブラムシが発生することがあります。
風通しが良くなるように間引き剪定はしっかりと行ないましょう。
4月から6月、10月から11月ころは発生時期なので注意して観察しておきましょう。
基本的には花後に刈り込むだけでなく不要な枝を間引いて中の風通しを良くしておけば大丈夫です。