ヒペリカムは園芸種で、キンシバイやビヨウヤナギも同じ仲間になりますね。
ヒペリカム生育が旺盛でドンドン増えるので好みの大きさに揃える強剪定も必要になります。
ここではヒペリカム(ビヨウヤナギ)ついて以下のポイントをまとめています。
・ヒペリカムについて
・ヒペリカムの剪定方法と時期
・ヒペリカムは根元で強剪定はしても大丈夫?
・ヒペリカムが枯れる原因
・ヒペリカムの植え付け時期
どういったお手入れば必要か知っておけば、ヒペリカムのお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
ヒペリカムはよく増えて困ることもある
ヒペリカムは6月から8月にたくさんの黄色い花を咲かせ、一般家庭であれば樹高が0.5~1mほどの半常緑の低木になります。
ヒペリカムは育てやすくて良いのですが、増えすぎて困るということもありますね。
種類 | 半常緑低木 |
最大樹高 | 0.5m~1m |
成長速度 | 早い |
植栽場所 | 日なた、明るい日陰 |
お手入れの難易度 | 簡単 |
水やり | 植えて2年~3年ほどした木は雨だけで十分 |
花の色 | 黄色、白色 |
ヒペリカムを剪定する方法や時期
ヒペリカム・ヒドコート
ヒペリカムの剪定時期は11月から3月です。
3月中旬には花芽を付けるので基本的な剪定は3月までに行います。
しっかりと株が根付いているヒペリカムであれば何処で切っても、切った部分から新しい枝が伸びます。
樹形を整えるだけであれば花後の9月から10月に軽く剪定しても大丈夫です。
ヒペリカムの強剪定をして大丈夫な時期
ヒペリカムの強剪定は11月から3月上旬までで、厳寒期以外に行ないましょう。
ヒペリカムは増えすぎても困りますし、大きくなると花付きが悪くなるので花付きが悪くなった場合は株元から10cm程残して刈り取る方が良いくらいです。
適度に残して強剪定するのであれば、古くなっている太い枝を間引いて、新しい枝だけ残すようにすると花は減りますが自然樹形で楽しめます。
ヒペリカムの花が咲かない原因
ビヨウヤナギ
ヒペリカムの花が咲かない原因には以下のようなことが考えられます。
・乾燥しすぎている
・日当たりが悪すぎる
・花芽が付いてから剪定しすぎた
・古い枝が多すぎる
中でも、ヒペリカムの花が咲かない理由として多いのは、花芽が付いてから開花までに強剪定で強く切りすぎていることが多いですね。
ヒペリカムの花芽は3月頃から4月頃に掛けて作られます。
春になって勢いよく伸び始めたからと言って気になってバサバサ切ってしまうと花が大幅に減ったり、咲かない原因になります。
古い枝が多すぎる場合も花が減るので、太めのモノは地際から切って新しく更新しましょう。
ヒペリカムの植え付け時期は?
ヒペリカムの植え付け時期は3月から4月です。
庭植えであれば、日差しが強すぎない場所で堆肥や腐葉土を多く含んだ場所や大きめの木の下など適度な湿気を保てる場所に植えましょう。
1月から2月に寒肥として堆肥、鶏ふん、骨粉を混ぜたものを3握りほど施しましょう。
ただ、庭植えの場合は肥料がホトンド必要ない場合が多いので様子を見て元気であれば不要です。
ヒペリカムの挿し木
挿し木は、5月から6月に元気な枝を選んで行うと良いですね。
若い枝から元気な枝を選んで、10cm程切った後に1時間ほど水に付けておきます。
その後、植木鉢などに移して半日陰で水切れに注意すれば1ヶ月ほどで発芽するでしょう。
ただ、ヒペリカムは放置していても勝手にドンドンと増えて困るくらいですので、挿し木をしようとする人は少ないでしょう。
ヒペリカムの病気
ヒペリカムは葉や枝に白い粉が付いたようになる「うどんこ病」になることがあります。
薬はダイセンなどを散布するのも良いですが、うどんこ病になっている部分を除去して混み合う部分をスッキリとさせるのが一番です。
また、害虫としては乾燥するとハダニが発生して新芽や葉っぱの栄養を吸い取ってしまいます。
発生した場合は、殺ダニ剤を散布しましょう。