カシワバアジサイはカシワに葉、円錐形の花が特徴的で、秋の紅葉も綺麗でできるアジサイです。
カシワバアジサイは増え過ぎたり、一般家庭では大きくなりすぎたりするので形を整える剪定や好みの大きさに揃える強剪定も必要になりますね。
ここではカシワバアジサイについて以下のポイントをまとめています。
・カシワバアジサイについて
・カシワバアジサイの剪定方法と時期
・カシワバアジサイの強剪定はしても大丈夫?
・カシワバアジサイが枯れる原因
・カシワバアジサイの植え付け時期
・カシワバアジサイの病気や害虫
どういったお手入れば必要か知っておけば、カシワバアジサイのお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
カシワバアジサイとは
カシワバアジサイは5月から7月に花を咲かせる落葉樹で、一般家庭であれば樹高が1m~2mほどの落葉低木になります。
園芸品種では、八重咲きの「スノーフレーク」、一重咲きの「スノークイーン」、大きな花房が付く「ハーモニー」などがありますね。
種類 | 落葉低木 |
最大樹高 | 1m~2m |
成長速度 | 早い |
植栽場所 | 半日陰で程よい湿気がある土壌 |
お手入れの難易度 | 簡単 |
水やり | 植えて2年~3年ほどした木は雨だけで十分 |
花の色 | 白 |
カシワバアジサイを剪定する方法や時期
カシワバアジサイの剪定時期は花後の7月から8月が剪定時期です。
8月頃には翌年の花芽を付けるので基本的な剪定は7月中旬から下旬頃に行います。
ただ、樹形が整っていて小さくする必要が無ければ、花後に花柄摘みをして、枯れている枝を取る程度で大丈夫です。
少し小さくするくらいであれば、花柄摘みをした後に新芽を見ながら少し上で剪定しましょう。
10月から2月に行う剪定は樹形から飛び出た枝を切ったり、花芽を確認しながら枯れた枝や込み合った部分を除く程度にしておきます。
また、カシワバアジサイは通常のアジサイと違って手を入れなければこんもりとした樹形になりません。
若木のうちに地際から15cmから20cm程度にある新芽の上で剪定すれば、そこから複数の枝が出てこんもりとした形にすることができます。
カシワバアジサイの強剪定をして大丈夫な時期
増え過ぎてしまったカシワバアジサイや増えすぎて減らしたい場合の強剪定は花後すぐです。
カシワバアジサイは強剪定をすれば確実に翌年の花は咲きません。
しかし、大きくなってからでも地際から20cmほどにある芽の上で刈り取ってもしっかりと新芽が出て葉が茂ります。
強剪定で大きさを小さくする場合は好みの場所で切って構いませんが「芽」の上で1cmほど残して剪定しましょう。
カシワバアジサイが枯れる原因
カシワバアジサイが枯れる原因には以下のようなことが考えられます。
・乾燥しすぎている
・日当たりが悪すぎたり、寒すぎる
中でも、カシワバアジサイが急に枯れる原因として多いのは、水切れからの乾燥が考えられます。
カシワバアジサイは日当りが良すぎても乾燥して枯れてしまうので、夏は半日陰で少し湿り気がある場所、冬は日なたが最適です。
乾燥を嫌うので、日なたで植えているのであれば夏場や乾燥が続く時期にはバーク堆肥などで根元を覆って保湿しましょう。
カシワバアジサイの植え付け時期は?
カシワバアジサイの植え付け時期は3月から4月、または7月から8月です。
庭植えであれば、堆肥や腐葉土を多く含んだ日当たりの良い場所や大きめの木の下など適度な湿気を保てる場所に植えましょう。
1月から2月に寒肥とし緩効性の化成肥料、追肥は特に必要ありません。
カシワバアジサイを挿し木で増やす
カシワバアジサイの挿し木は、3月に前年枝、6月から7月上旬にその年に伸びた枝で行うと良いですね。
枝の先端から15cmほどを取って、切り口を1時間ほど水に浸します。
後は、水切れに注意して挿し木用の土に植え日陰で発根を待ちましょう。
カシワバアジサイの病気
カシワバアジサイ病気には強いですが、お手入れしないとどうしても込み合って樹形が乱れてしまいます。
すると、風通しが悪いと病気になることもあるので、定期的に間引いて風通しは良くしておきましょう。
乾燥に気を付けておけば害虫もそれほど心配する必要はありません。
ただ、害虫としては乾燥するとハダニが出て新芽や葉っぱの栄養を吸い取ってしまいます。