テイカカズラは放任しているとツルが伸び過ぎて樹形が乱れたり、花が咲かなくなったりしますので適切な剪定や時には強剪定が必要になりますね。
ここではテイカカズラについて以下のポイントをまとめています。
・テイカカズラについて
・テイカカズラの剪定方法と時期
・テイカカズラの強剪定はしても大丈夫?
・テイカカズラの花が咲かない原因
・テイカカズラの植え付け時期
・テイカカズラの病気や害虫
どういったお手入れば必要か知っておけば、テイカカズラのお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
テイカカズラとは
テイカカズラは甘い香りのする小さな白い花を咲かせて、徐々に黄みがかった白に変わっていきますね。
また、秋には葉が紅葉するので、花以外も楽しむことができます。
洋風の家では、葉に斑が入るフイリテイカズラも人気がありますね。
テイカカズラは耐寒性が低めなので地植えするには、関東南部より南の温暖な地域が中心となります。
種類 | 常緑つる性 |
最大樹高 | 2m~10m |
成長速度 | 早い |
植栽場所 | 日当りが良い場所か明るい日陰 |
お手入れの難易度 | 簡単 |
水やり | 植えて2年~3年ほどした木は雨だけで十分 |
花の色 | 主に白色 |
テイカカズラを剪定する方法や時期
テイカカズラの剪定時期は通常の樹形を整える剪定であれば、テイカカズラにとって一番良い時期は花後です。
ただ、基本的に伸びすぎたツルや飛び出たツルを少し剪定する程度であれば、いつ剪定しても大丈夫です。
8月頃から翌年の花芽を付け始めるので、形を整える剪定は遅くても7月中旬までには終わらせましょう。
テイカカズラの強剪定をして大丈夫な時期
大きくなり過ぎたテイカカズラを小さくしたい場合の強剪定も花後に行ないます。
ツルが混み合っている部分、枯れている部分などは冬に強剪定することもできますが、来年の花は大幅に減ってしまいますので注意しましょう。
ツルを任意の場所に伸ばしたい時は、誘引できる太いツルを2本から3本だけ残して、後のツルは地際で剪定して構いません。
テイカカズラの花が咲かない原因
テイカカズラの花が咲かない原因には以下のようなことが考えられます。
・剪定する時期が間違っている
・上方向や下方向に誘引して伸ばしていない
・日当りが悪すぎる
テイカカズラの花が咲かない原因には、主にこれらが関係していることが多いです。
基本的にちょっとした剪定であればいつでも行って大丈夫ですが、8月以降は翌年の花芽が出始めているので秋から冬にバツバツと剪定すれば花は咲きません。
また、テイカズラは上に誘引しているツルや上から垂れ下がっているツルからは花がたくさん咲きますが、低い位置で地面に伸びているようなツルにはほとんど花が咲きません。
テイカズラの植え付け時期は?
テイカズラの植え付け時期は4月から7月頃です。
庭植えであれば、完熟堆肥や腐葉土を混ぜて水はけが良く日当たりの良い場所に植えましょう。
日陰でもツルや葉はそれなりに育ちますが、日当りが悪ければ悪いほど花つきは悪くなります。
耐寒性はそれほど強くないので、冬場に0℃以下が続くような地域では庭植えが厳しくなりますね。
基本的に肥料は必要ありませんが、生育の状況が悪いのであれば花が咲く前の3月頃に堆肥や油かすなどを施しましょう。
天候が良く日当りも良いのに花付きが悪いのであれば、液体肥料を施して様子を見てみましょう。
テイカズラを挿し木で増やす
テイカズラの挿し木は、3月から7月であればいつでもできますが、一番よい時期は6月~7月頃になります。
枝の先端から10cm~15cmほどを取って、切り口を1時間ほど水に浸します。
後は、水切れに注意して挿し木用の土に植え明るい日陰で発根を待ちましょう。
テイカズラの病気
テイカズラは病気に強いですが、中が込み合って風通しが悪い状態だとアブラムシやハマキムシが発生します。
4月から6月、8月から9月ころは発生時期なので注意して観察しておきましょう。
基本的には混み合っているつるを間引いて中の風通しを良くしておけば大丈夫です。