植木屋さんになりたいのですが、庭園管理士になれば植木屋になれますか?
植木屋や庭師などの職人になるための資格というのは基本的にありません。
しかし、簡単に取得できて植木屋になるために持っておいて、それほど損は無い資格が庭園管理士ですね。
従来は、定年退職したシルバーさん達が趣味で取得したり、シルバー人材センターなどで働く為に庭園管理士の資格を取得するという感じでした。
しかし、最近では資格というよりも植木屋として独立するための学習の一つとして資格取得をする人もいます。
私が働いていた会社でも、他業種から100%素人での転職組には取得している人もいましたね。
ここでは、庭園管理士の資格で植木屋になれるのかどうかについてチェックしてみましょう。
庭園管理士の資格は植木屋で使える?
結論から言えば、庭園管理士の資格があっても無くても、素人から植木屋に転職することはできます。
しかし、会社によっては庭園管理士の資格を持っている方が有利になる可能性はもあります。
例えば、クイックサービス系で求人広告を出している会社などはサービス業としての植木屋が増えているので、年齢や経験に関係なく雇用してくれます。
しかし、素人大歓迎と言っても100%素人よりも、少しは知識のある素人の方が育てるのが楽なので会社としても受け入れ易くなります。
さらに、植木屋として転職するに当たって、転職する前に学習してきたという努力も評価の対象になる可能性もあります。
将来的に植木屋として独立開業する際にも通信講座で取れる民間講座だったとしても一般人には分からないので「資格:庭園管理士」と記載されていたらそれっぽいですからね。
庭園管理士の資格はどうやって取るの?
庭園管理士の資格はいろんな通信教育の講座で取ることができるので、難しくはありません。
どこでも同じような料金ですし、資格を発行するのは同じ日本園芸協会ですので、どの講座を使っても中身は同じです。
課題は6回分あり、全ての課題が終われば資格が発行されます。
教材や剪定方法のDVDなどが付いて、松、その他人気の花木16種類の実践剪定講座などがついていて、費用は5万円ほどなのでお手頃です。
松 | トネリコ類 | コデマリ | オオデマリ |
ジューンベリー | カンツバキ | モクレン類 | ロウバイ |
ウメ | シダレウメ | ヤマボウシ | ハナミズキ |
ツツジ類 | アジサイ | ヒメシャラ | サルスベリ |
これらのように主だった花木の剪定方法がDVDで理解できれば、現場に行って切り方がわからないと途方にくれることも無くなって心強いでしょう。
私も植木屋に転職したばかりの頃は、前もってその家の庭にある庭木の剪定方法を勉強してから現場に向かっていました。
もちろん、現場で先輩が教えてくれるのですが、ずっとつきっきりという訳にはいかないですからね。