シマトネリコは2010年頃から一気に流行ったので、成長して大きくなったシンボルツリーのシマトネリコに困っている人もたくさんいますね。
ここでは、シマトネリコの剪定や強剪定の時期についてまとめています。
シンボルツリーで大人気のシマトネリコ
最近では減りつつありますが、一時期シンボルツリーとしてどこの家の玄関にも植わっているくらいに大人気なのがシマトネリコですね。
シマトネリコは綺麗な緑の小さな葉っぱがたくさんついて、風でサラサラと揺れる姿は見ていて涼しげですよね。
そして、人気があり過ぎて街なかにありふれていても植えたくなる気持ちは分かります。
種類 | 常緑樹 |
最大樹高 | 10m以上 |
成長速度 | 非常に早く1年で50cm~80cmは伸びる |
植栽場所 | 日当たりが良い場所 |
お手入れの難易度 | とても簡単 |
水やり | 植えて2~3年ほど成長した木は雨だけで十分 |
花の色 | 小さな白い花が咲く |
実 | 種が入った白い翼が付く |
属種 | トネリコ |
本当に成長が早いので、周りに何もない広い場所に植えるようにしないと、落ち葉や散った花のゴミでご近所迷惑になります。
シマトネリコの剪定をする時期
シマトネリコの剪定をする時期は3月、10月です。
3月と10月の剪定はあまり強く切らずに混み合っている箇所を軽く木鋏で切りながら全体の形を整えるくらいにしておくと良いでしょう。
冬に枯れたまま付いている葉っぱなどもこの時に切っておけば綺麗な状態を保てます。
ただ、玄関先に植えている2m~3m程度のシマトネリコであれば、上に伸びすぎて気になっている部分を少し切るくらいなら真冬と真夏を除けばいつでも大丈夫です。
シマトネリコの強剪定をして大丈夫な時期
シマトネリコを強剪定して高さを抑えたり小さくしたい場合は、夏の成長期に一気に伸びてしまう前の6月頃です。
成長前のタイミングであれば、多少強く切っても夏の間にどんどん伸びるので大丈夫です。
絶対に強く切っては行けない時期は真冬と真夏です。
ただし、6月に強剪定をすると花は楽しめなくなるので、花を楽しみたい人は止めておきましょう。
どうしても強く切りたいなら10月もなんとか大丈夫ですが、6月と同じように一気に強剪定しまうと弱って枯れてしまう原因となるので注意が必要です。
大きくなったシマトネリコは剪定から掃除まですると面倒なので1本だけでも植木屋さんに頼んでみると良いですね。
シマトネリコの剪定の注意点
シマトネリコの萌芽力が強いからと言ってキンモクセイなどのように丸く刈り込みをする人がいますが、風情も何もないので止めておきましょう。
小さい内は可愛いかも知れませんが、大きくなると中がコミコミになってしまいますし、部分的に枝が枯れ込んでいく場合もあります。
シマトネリコの花が咲く時期
シマトネリコは、6月~7月頃に小さな白い花をたくさん咲かせます。
花は雌株にしか付きませんが、シマトネリコであれば近所に雄株が植わっていることが多いので雌株だけでも花が付くことが多いですね。
ただ、屋根の近くやカーポートの近くなどに植えていると、シマトネリコの花が散ったゴミで雨樋が詰まったり、カーポートの上にゴミが堆積していたりと大変な状態になっているお宅も少なくありませんね。
シマトネリコの実がなる時期
シマトネリコは、実というよりも白い翼(よく)が出来てその中に種があります。
花が終わった後にも白い翼がぶら下がっているので花だと勘違いしている人もいますね。
種が落ちて周りに生えてしまうことも多々あるので早めに対処するのがおすすめです。
シマトネリコを苗から育てる
シマトネリコを苗から育てたい場合、植え付けは3月から4月ベストです。
秋に出来る白い翼を残しておいて、そこから種を取って翌年の4月頃に植えても苗が育ちます。
シマトネリコは挿し木では根が付きにくいので、少し多めに挿してどれか出ればラッキーくらいの気持ちで試してみると良いですね。
シマトネリコの販売価格
シマトネリコは成長も早いですし、人気があるので比較的安く手に入ります。
地植えにするとあっという間に大きくなるので、小さな脚立で手が届く内に小まめにお手入れした方が良いですね。
シマトネリコだけの剪定すでも植木屋に頼める
すでに大きくなったシマトネリコや自分ではどうしようもない場合は、一本からでもお手入れに来てくれる植木屋さんにお願いしてみるのも良いですね。
たくさん庭木がある中で1本だけという指定も可能ですし、新しく植えたい木の相談にものってくれますよ。
庭木1本からの剪定料金を知りたい場合は、日本各地の植木屋やいろんな業社を比較できる口コミの比較サイトで費用の相場をチェックして依頼すると良いでしょう。
植木屋やシルバーさんに依頼する場合はこちらをご参考にどうぞ。