ツツジは放置しておいても勝手に育ち綺麗な花を咲かせてくれます。
そのため、あまり手を入れない人も多いですが、放置しすぎると低木だったはずがいつの間にか庭を覆う大きさになっていることもあります。
ここでは、ツツジ(サツキ)を剪定する時期や小さくするために強剪定の方法などについてまとめています。
・ツツジ(サツキ)について
・ツツジ(サツキ)の剪定方法と時期
・ツツジ(サツキ)を強剪定する方法
・ツツジ(サツキ)の病気
・ツツジ(サツキ)を植える時期
どういったお手入れが必要か知っておけば、ツツジ(サツキ)のお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
たくさんの花を咲かせるツツジ
ツツジは毎年色とりどりな花を咲かせてくれるので、お庭に植えている家はとても多いですね。
ツツジは、生け垣などとしても使われることがある強い木です。
雑な刈り込みにも強く難しい剪定が必要ない初心者向けの庭木といえるでしょう。
それでは、まずツツジについてチェックしてみましょう。
種類 | 常緑樹 |
最大樹高 | 2m~3M |
成長速度 | 早い |
植栽場所 | どこでも育つ |
お手入れの難易度 | とても簡単 |
水やり | 植えて2~3年ほど成長した木は雨だけで十分 |
花の色 | 白、ピンク、赤を中心にたくさんの色がある |
実 | 品種に寄って実がなるが食べられない |
属種 | ツツジ属 |
どちらも開花時期が違うだけで大差はありません。
ちなみに、ツツジはネパールの国花に指定されていますね。
ツツジ(サツキ)の剪定をする時期
ツツジの剪定をするのに一番適した時期は花を楽しんだ後の5月頃~6月頃です。
花後、梅雨から初夏になるとすでに成長が始まっています。
基本的にツツジは6月頃から成長を始めて花が咲く頃に新芽が付きます。
新芽とは関係なく花芽が付いています。
ですので、花芽が完全に揃ってからから剪定をすると来年の花は期待できなくなります。
もちろん、一気に花芽が付くわけではないので多少花芽を切ってしまっても大丈夫です。
しかし、確実に花の数は減るので注意しましょう。
花が完全に枯れて茶色くなってから刈り込むのも大丈夫です。
花が付いている状態でも、花が終わりそうな頃に刈り込むのも良いですね。
しかし、シルバーさんなどはたいていそこまで綺麗にしてくれませんよ。
ツツジの剪定は簡単ですが、剪定から掃除まですると面倒です。
今どきは本当に庭木1本、生け垣だけなどでも植木屋さんに頼めるので、ネットで頼んでみると良いですね。
ツツジを小さくする強剪定をして大丈夫な時期
ツツジ(サツキ)を強剪定で小さくするなら花後すぐの成長期が良い時期になります。
枝が成長する時期になるので、強く切ってもまた成長するためリカバリーが早いためですね。
もちろん、2m近くなって大きく広がっているのツツジを一気に小さくした場合は来年の花は期待出来ません。
しかし、時期さえ気をつければ強剪定すること自体は問題ありません。
大きくなったツツジは一気に切りすぎると内側に葉が無くなってしまい枝だらけになってしまいます。
ツツジは強いので、それでも新芽が出て生えてくる可能性の方が高いです。
しかし、大きすぎるツツジを小さくする場合は内側に葉が残る程度で抑えるのが安全です。
2年か3年掛けて小さくする方が安心ですね。
大きすぎて本当に小さくしたいのであれば根本から20cm程度残した場所でバッサリと切っても、たいてい翌年には新芽が出始めるくらいに強いですよ。
ツツジはどんな病気になるの?
ツツジは病害虫にも強いのでそれほど大きなトラブルになることはありません。
ただし、ツツジの新芽を食べてしまう虫が付くことがあり葉が虫食いだらけになることがあるので見つけたら早めに駆除しましょう。
特に生け垣の剪定の際は蜂が出入りしていないかしっかりと観察しましょう。
ツツジの花が咲く時期
ツツジの花は4月中旬から咲き始めて、5月頃に開花のピークを迎えます。
花芽は梅雨が終わるころ出来ているので、そのあたりで剪定してしまうと花は確実に少なくなります。
また、日陰に植わっている場合や直射日光が強すぎる場所の場合も花が少ないです。
場合によっては咲かなかったりしますので、これから植えるのであればできれば半日陰にしておきましょう。
同じツツジでもサツキは6月~7月に開花します。
間違って花が咲く前に刈り込まないように注意しましょう。
ツツジの実がなる時期
ツツジは花後の6月頃に実がなりますが、基本的には食べられません。
庭園などに植えられて観賞用に育てられているキリシマツツジなどは小さな緑の実を付けます。
ツツジを植える時期
ツツジはの植え付け時期は3月~4月、または9月下旬から10月が一般的です。
ツツジは日陰でも育ちますが、花が減ってしまいます。
せめて半日陰以上の暖かい場所に植えてあげると良いでしょう。
ツツジは生け垣にされるほど生命力の強い木です。
しかし、若木の間は西日や乾燥に弱いので、ある程度の湿度を保てるようにしてあげましょう。
ツツジ(サツキ)の苗木の販売価格
正直に言えばツツジやサツキは買って来たものを植える人よりも、山などから枝を取って挿し木で増やしている人も多いですね。
ホームセンターなどで購入しても1株数百円で購入できるでしょう。
ツツジを剪定するだけでも植木屋に頼める
すでに大きくなったツツジや自分ではどうしようもない場合は、一本からでもお手入れに来てくれる植木屋さんにお願いしてみるのも良いですね。
たくさん庭木がある中で1本だけ、生け垣だけという指定も可能です。
新しく植えたい木の相談にものってくれますよ。
例えば、テレビでコマーシャルをしているくらしのマーケットなら、どんな人でどんな評価の人が来てくれるのも分かりますよ。
このような感じになっているので相場が適当な植木屋にぼったくられる心配もありません。
私の植木屋経験から草刈り業者や植木屋など色々とチェックしてみました。
料金が上乗せされているようなこともなく一般的な業者の適正価格ですね。
反対に言えばどの業者を選んでも激安ということはありません。
なんと言ってもどんな人が来るか最初から確認できるのが安心のポイントですね。