レンギョウは樹高が最大でも3mほどで、繁殖力も萌芽力も旺盛なので扱い易いのにたくさんの花を咲かせてくれる初心者向けの木ですね。
ここでは、レンギョウを剪定する方法や強剪定する時期などについてチェックしてみましょう。
レンギョウとは?
レンギョウは低木ですが、大きな株に育てれば3mくらいにはなるので、垣根として利用されることもあります。
ただし、落葉樹なので目隠しとしては使いにくいのが残念ですね。
それではレンギョウについてチェックしてみましょう。
種類 | 落葉低木 |
最大樹高 | 1m~3mほど |
成長速度 | 萌芽力も強く伸びるのも早い |
植栽場所 | 日当たりが良い場所、半日陰 |
お手入れの難易度 | 簡単 |
水やり | 植えて2年~3年ほどした木は雨だけで十分 |
花の色 | 3月~4月に黄色の花 |
レンギョウを剪定する時期
レンギョウの剪定時期は、4月の花後がベストです。
ある程度、樹形を保ちたいのであれば混み合った箇所や枯れた部分を根本近くで剪定してしまい、全体的に風通しをすると良いでしょう。
レンギョウは適当に切っても大丈夫ですが、柔らかいレンギョウを見たいのであれば、葉先で剪定するのではなく、古い株や生育の悪い枝を切っていくのがおすすめです。
・徒長枝を切る
・根本から出ている新梢を切る
・枯れ枝は根本から切る
10月から12月に花芽を見ながら剪定することもできますので、徒長枝に付いているような花芽が少ない枝は取ってしまいましょう。
病気には強い木なので心配はいりませんが、カイガラムシが付いた時は花後に低い部分で刈り取ってしまうか、落葉している時にマシン油乳剤を散布しましょう。
レンギョウの強剪定をして大丈夫な時期
レンギョウは春から伸びた新梢に7月から11月にかけて花芽が付きます。
来年も花を楽しみたいのあれば花後に強剪定をするのが良いですね。
大きくなりすぎると花付きが悪くなったり、元気が無くなったりしますので、3年から5年に1回は3分の1くらいの大きさにして、全体を更新してあげるとレンギョウを長く楽しめます。
レンギョウの花の咲き方
レンギョウの花は4月頃に咲きます。
花後に剪定して、その後に伸びた新梢に7月~11月頃に花芽が付きます。
一度花が咲いた枝からは花は咲きませんし、剪定した部分より下の部分にも花は咲きませんので、古い枝を残しておくよりも常に新しく更新していくことを意識した方が良いですね。
レンギョウを挿し木で育てる
レンギョウは、3月頃、6月頃に挿し木で増やすことができます。
2月から3月に挿し木をするなら、前年に伸びた枝を利用して、6月から7月ならその年に伸びた枝を利用しましょう。
基本的には10cmから20cmの枝を明るい日陰に植えて、乾かない様に注意して発根を待てば、ほぼお手入れ無しで育ちます。