脱サラして植木屋さんに興味があるんですが、植木屋さんになるにはどんな方法がありますか?師匠について5年や10年も掛けて修行する方法には興味がありません。
どうしても立派なお宅の庭園や寺社などの庭を管理するような植木屋になりたいのであれば、師匠について修行するしかありません。
本気で立派なお庭のプロフェッショナルになりたいという人は今すぐブログを閉じましょう。
そして、一秒でも早く弟子入りさせてもらえる植木屋さんに飛び込んで下さいね。
しかし、このサイトを見ている人に、長年修行をしてまで植木屋として独立開業したいという人はまず居ないでしょう。
結論から言えば、実際に植木屋として独立するなら6ヶ月もあれば大丈夫です。
ここでは修行無しに植木屋になって独立開業する方法をご紹介します。
未経験の素人でも修行無しで植木屋になれる
私は植木屋としては独立開業はしませんでしたが、ネットに掲載されているような大手の植木屋に入社しました。
あらゆることを素人植木屋の先輩に教えてもらいながら1ヶ月で仕事を覚え、2ヶ月目には一人で個人宅へ行きお手入れに入っていました。
もちろん、最初はどう切っても大丈夫な木や失敗しても修正できるお手入れを中心にしていましたが、新人はゴミ掃除だけなどという修行は一切やっていません。
基本的に会社自体が「教えてもらえば3ヶ月で身に付くことを、修行して見て覚えるなんて時間の掛かることをやってたら人は育たない」という風潮でした。
聞けば何でも教えてくれるので、一通り覚えるまで何でも教えてもらいましたね。
そして、素人植木屋にも関わらず3年で退職するまで、純粋にお手入れの質でクレームを受けたことは一度もありません。
もちろん、最初のうちは見積もりと内容が見合わないとクレームを受けることはありましたが、それも見積もりをこなせばだいたい正確に料金を出せるようになりました。
儲かる植木屋は専門性よりサービス重視
現在の植木屋の主流は完全に「専門的な技術力」から「サービス力と適度な技術力」に変化しています。
私は1年間に500軒以上の見積りをしてきました。
そして、技術的なプロフェッショナルじゃないとダメというお客さんよりも、しっかりと要望を聞いて、それに応えてくれれば良いというお客さんの方が圧倒的に多かったです。
植木屋さんになる素質がある人
よく植木屋さんになるには「自然を大切に出来る人」「自然など生命を大事にする人」「植木屋になりたい人」などが良いと書いているようなサイトがあります。
しかし、こんなことは植木屋になるのに何の関係もありません。
世の中に向き不向きで仕事が選べる人なんて多くありませんし、やりたくない仕事でもみんなお金や生活のために我慢してやっていますからね。
そんなことでも十分ですし、植木屋さんになる素質なんて特に必要ありませんよ。
もちろん、お客さんが安心して仕事を任せられる人間であることは当たり前ですよ。
クイックサービス系の会社では、腕だけがあっても信用性が感じられなければ協力業者にもなれません。
技術職の植木屋さんは「あんな葉刈り屋はダメだ」と言いますし、クイックサービス系の植木屋さんは「従来の植木屋なんて今の世の中に求められてない」と言いますね。
脱サラして最短で植木屋になる方法
一般的には造園会社に入社する、庭師の会社に入るというような方法がありますね。
植木屋には「造園業」「庭師」「ガーデナー」などいろんな呼び名はありますが、業種的には全て同じ業種です。
植木屋としてプロフェッショナルだと考えている場合は、同業者の中でも「あそこの会社は庭師さん」造園に強い会社だと「あそこの会社は造園」というように使い分けて呼ぶことがあります。
ただ、一般人から見れば依頼をこなしてくれればなんでも同じですので気にする必要はありませんね。
そして、5年や10年などの長期間の修行をせずに、植木屋さんになる最短の方法があります。
協力業者を募集している会社でトレーニングを受けて独立
最近では、ネットに広告を出している業者の中に「下請け業者」や「協力業者」を募集している会社が良くあり、基本的には3つのタイプがあります。
サービス業としての植木屋が増えているのはこういった会社が、従来の職人気質な植木屋を排除して、サービスを主流にしているからということもありますね。
そして、このような会社では協力業者を募るために自社で講習会を開いていることがよくありますし、アルバイトスタッフとして雇用していることもあります。
中には、入社して6ヶ月から1年で独立したり、フランチャイズになるという方法を取っていて、上手に活用すれば最短で植木屋として独立開業が可能です。
日本で一番大きな植木屋oh28ya
oh28yaは植木屋業界の中で、自社スタッフやフランチャイズをメインに運営する会社では一番大きく勢いのある会社でしょう。
あくまでガーデナー(庭師)養成講座なので、応募枠に入ることができればoh28yaと契約するかしないかは関係なく「週一コース」や「1ヶ月集中コース」などの講座が98,000円(税抜)で受講できます。
即現場で役に立つ基礎知識やスキル、実際に木を切って経験するという内容なので、いろんなことを最短で身に着けるのに最適な講座と言えるでしょう。
ネット上で探せばオンライン講座や通信講座でもありますが、現地で実際に木を切りながら教えてもらえる純粋な植木屋の育成講座はoh28yaしか見つけられませんでした。
また、講座終了後は「業務委託」「パートナー契約」「パートナー契約前提で一定期間社員として働く」などいろんな選択肢があるのも、独立しても仕事がない不安解消ができます。
もともと、若い人からシニア層まで素人ばかりを集めて短期間の内にガーデナーに育てて会社を大きくしてきているのでノウハウは十分でしょう。
oh28yaで講習を受ければ最短3ヶ月でも独立開業が出来る可能性も見えますね。
クイックガーデニング
こちらは研修後に個人事業主として独立開業し、クイック・ガーデニングとの業務委託をするといった内容です。
採用面接などもあるので、通過しないと研修は受けられず、研修費用は30万必要です。
研修期間などは不明ですが、研修後に独立した後もフォローアップ研修が用意されています。
ただし、面接を通過しなければ研修を受けることは出来ませんので、誰でも気軽にということではありません。
スマイルガーデン
スマイルガーデンも全国に協力業者を置いている植木屋さんです。
年齢、学歴、経験不問でビジネスパートナーとして独立開業を前提に植木屋になることが可能です。
基本は正社員として入社してから独立の話になりますので、最短3ヶ月とはならないと思いますが、不安が無くなるまで自信を付けてから独立できるので安心です。
独立してからも、店舗を構えずに自宅を事務所として開業できるのも費用が抑えることが出来て良いですね。
最短で植木屋になる・まとめ
ハッキリと言ってしまえば「植木屋です」と名乗ってしまえば誰でも植木屋はできます。
剪定道具、脚立、軽トラくらいあればすぐに開業できるので、便利屋さんなどは適当に切っていることも多々ありますね。
しかし、上記の会社などと関係を持っておけば加盟店として仕事に困らないというメリットもありますので上手に利用するのがおすすめです。
どうしても、会社に入りたくないのであれば誰でもできる「草刈り・草取り専門」で始めて、チャンスがあったら無料で仕事を受けて練習してみるのもアリですよ。