エニシダは繁殖力が強く一般家庭では放置していると大変なことになるので、剪定や小さくするための強剪定が必要になります。
ただ、エニシダは強い割にいきなり生育が悪くなり枯れることもあるので注意が必要です。
ここではエニシダについて以下のポイントをまとめています。
・エニシダについて
・エニシダの剪定方法と時期
・エニシダの強剪定はしても大丈夫?
・エニシダが枯れる原因
・エニシダの植え付け時期
どういったお手入れば必要か知っておけば、エニシダのお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
エニシダは毒性がある
エニシダは4月から5月に黄色い小さい花をまとまって咲かせるマメ科の落葉樹で、樹高が2m~3mほどの落葉低中木になります。
繁殖力が強く刈り込みにも強いので、生垣として利用されることもありますね。
種類 | 落葉低中木 |
最大樹高 | 2m~3m |
成長速度 | 早い |
植栽場所 | 日当たりが良く水はけの良い場所 |
お手入れの難易度 | 簡単 |
水やり | 植えて2年~3年ほどした木は雨だけで十分 |
花の色 | 黄色 |
エニシダを剪定する方法や時期
エニシダの剪定時期は、2から3月と6月頃の花後すぐです。
9月から翌年の3月に掛けて翌年の花芽を付けるので確実に花を楽しみたい場合は、花後以外の時期にバツバツと切るような剪定は避けましょう。
基本的にエニシダはあまり剪定しない方が枝が垂れて綺麗な形に育ちます。
あまり大きくなると困る場合は、毎年花後には適度な大きさまで刈り込んで行くと良いですね。
ただ、1年から2年目の枝は刈り込んでも大丈夫ですが、3年以上経っている古い枝を適当に刈り込むと枯れてしまいます。
エニシダの強剪定をする時期は?
エニシダの強剪定は花後に行います。
エニシダは萌芽力が強いので、だいたいどこで強剪定しても芽吹くので大丈夫です。
花後であれば丸坊主にしても、翌年に花を咲かせる確率が高いですね。
ただし、太い枝を切る場合はしっかりと癒合剤を塗っておかないと、枯れ込む可能性もあるので注意しましょう。
エニシダが枯れる原因
エニシダが枯れる原因には以下のようなことが考えられます。
・エニシダの寿命だった
・土壌の菌など
エニシダが枯れる原因として考えられるのは、エニシダの寿命や土壌の菌です。
エニシダは常にお手入れをして枝を更新していれば多少長持ちしますが、放置で育てていると10年ほどで枯れてしまうこともあります。
また、土壌の菌などで原因不明で枯れることもありますので、それはどうしようもありません。
そのため、エニシダを長く楽しみたいのであれば定期的に種を取って増やしていくのがおすすめですね。
ただし、エニシダは一度枯れた場所と同じ場所に植えても、成長しなかったりまた枯れたりしますので違う場所で育てた方が良いでしょう。
エニシダの植え付け時期は?
エニシダの植え付け時期は一般的には厳寒期を除いて5月から6月です。
寒さにはそれほど強くありませんので、庭植えであれば水はけがよく日当たりの良い場所に植えましょう。
半日陰でも育ちますが花付きが悪くなります。
繁殖力が旺盛なので、周囲に色々植えているような狭い場所には植えずに、エニシダだけで十分にスペースがある場所を選んだ方が良いでですね。
1月から2月に寒肥としてチッ素成分の少ない化成肥料を少量、追肥は特に必要ありません。
エニシダの挿し木
挿し木でも3月から4月に簡単に出来ますが、種を使って増やした方が断然簡単です。
秋に種が出来たら保存しておいて、翌年の3月頃に撒いておけば秋までには40cm~50cm程度の苗になります。
エニシダの病気
エニシダは病気にも害虫にも強いので、まず心配はありません。
あえて注意するのであれば5月から6月に葉を食べるコガネムシが発生することがあるので見つけ次第捕殺しましょう。
基本的には定期的に剪定をして中の風通しを良くしておけば大丈夫です。