また、一気に小さくする枝下ろしなどはしても大丈夫ですか?
昭和に建てられた家であればかなりの確率であるのが大きく成長したキンモクセイですね。
ここでは、キンモクセイを剪定する時期や小さくするために強剪定の方法などについてまとめています。
・キンモクセイについて
・キンモクセイの剪定方法と時期
・キンモクセイを強剪定する方法
・キンモクセイの病気
・キンモクセイを植える時期
どういったお手入れが必要か知っておけば、キンモクセイのお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
庭木の定番のキンモクセイ(金木犀)
昭和に建てられたお宅の庭には高確率で植えられているキンモクセイは庭木の定番と言って良いでしょう。
秋になると咲くオレンジ色の小さな花と近くを歩けばすぐにキンモクセイだと分かる強い香りが楽しめますね。
しかし、剪定をするにも花が楽しめるように気を付けたいところです。
それでは、まずキンモクセイについてチェックしてみましょう。
種類 | 常緑樹 |
最大樹高 | 3m~8m |
成長速度 | 非常に早く1年で20cm~30cmは伸びる |
植栽場所 | 半日陰 |
お手入れの難易度 | とても簡単 |
水やり | 植えて2~3年ほど成長した木は雨だけで十分 |
花の色 | 小さなオレンジ色の花が咲く |
実 | 雌株には実がつく |
属種 | モクセイ |
あまり大きくなってほしくないのであれば毎年コンパクトにする剪定が必要ですね。
キンモクセイ(金木犀)の剪定をする時期
キンモクセイの剪定をする時期は9月~10月に花を楽しんだ後の11月頃、または花芽が出る前の2月から3月までです。
キンモクセイは、剪定というよりも全体を丸くする刈り込みが一般的です。
植木屋でも主に花後の11月にお手入れをすることが多いです。
時期的にも花が散った後になると掃除などもしないといけません。
植木屋に頼めばまとめて掃除してもらえるので自分でするより楽という狙いもありますね。
全体を丸く刈り込んだ後は、中の混み合った枝も切って手前から反対側が透けるような状態にすると木は元気に育ちます。
風通しを良くすれば害虫も付きにくくなります。
キンモクセイは一応剪定のオススメ時期があります。
しかし、花も気にしないのであれば多少時期を外して切っても、あまりに強く切らない限りは問題ありません。
しかし、伸びている時期に刈り込んでしまうと花が咲かなくなります。
花を見たいのであれば剪定は避けましょう。
11月の剪定ではあまり強く切ると冬の寒さに耐えられずに樹勢が弱ってしまうことがあります。
11月頃にあまり強く刈り込むことは避けた方が良いでしょう。
すでに大きすぎる金木犀であれば植木屋に頼んでみましょう。
今どきは本当に庭木1本、生け垣だけなどでも植木屋さんに頼めるので、ネットで探してみると良いですね。
キンモクセイの強剪定をして大丈夫な時期
キンモクセイの強剪定をするのは2月から3月です。
できれば厳寒期は避けたいので2月でも寒すぎる時期は避けた方が良いですね。
3月の暖かくなり始めがキンモクセイを強剪定で小さくするのに一番良い時期になります。
ただ、一気に小さくし過ぎてしまうと枝枯れを起こしたり、木が弱ってしまいます。
本当は葉にある程度の厚みを残して、何年か掛けながら徐々に小さくして行く方が良いですね。
キンモクセイは枝下ろしで一気に小さくできる?
キンモクセイの枝下ろしも厳寒期を避けて2月末から3月末くらいまでにすれば大丈夫です。
極力形を崩さないように全体を見ながら、葉が十分に残っている内側部分ギリギリで切って行けば綺麗な形で残す事もできるでしょう。
しかし、枝ゴミも大量にでますし、さすがに植木屋さんに任せた方が良いでしょう。
キンモクセイの葉が縮んでしまっている原因はハダニ
キンモクセイは葉が変色したり、クシャッと縮んでしまっている状態になることがあります。
この原因は「ハダニ」であることが多いです。
ハダニ用の消毒をキンモクセイに掛ければ後から生えてくる葉は元気になります。
薬剤を散布する場合は、ハダニが付く葉の裏側を念入りに掛けると良いですね。
キンモクセイの花が咲く時期
キンモクセイの花は9月から10月頃にオレンジ色の小さな花がたくさん付きますね。
花芽は4月から8月に伸びる枝先に出来ているので、そのあたりで剪定してしまうと花を楽しむことは出来なくなります。
また、日陰に植わっている場合や直射日光が強すぎる場所の場合も花が少ないことがあります。
場合によっては咲かなかったりしますので、これから植えるのであれば半日陰にしておきましょう。
また、車の通りの多い場所ではキンモクセイの葉が黒ずんでしまって花が咲かなくなることもあります。
そういった場所では定期的に葉に水を掛けてあげれば回避できますね。
キンモクセイの実がなる時期
キンモクセイも雌株には薄緑色の実が結実します。
しかし、日本に出回っているキンモクセイは花芽が多く付く雄株がほとんどのようで、実がなる雌株はまず見ることがありません。
私もそれなりの数のキンモクセイを見てきましたが、数える程度しか実を見たことはありません。
キンモクセイを苗から育てる
キンモクセイは苗から育てる場合は4月~5月、10月~11月に植え付けるのが一般的です。
水はけが良く酸性の土を好みますので、直射日光の場所を避けて植えましょう。
また、キンモクセイは毎年コンパクトにするお手入れをしないと葉張りが3m~4mになってしまいます。
壁際など隣家に接するような場所に植えるとすぐにご近所迷惑になるのは間違いありません。
前後左右に広くスペースが取れる場所に植えた方が良いですね。
キンモクセイ(金木犀)の苗木の販売価格
キンモクセイは成長も早いですし、育てやすいので比較的安く手に入ります。
地植えにするとあっという間に大きくなるので、小さな脚立で手が届く内に小まめにお手入れした方が良いですね。
キンモクセイ1本の剪定だけでも植木屋に頼める
すでに大きくなった木や自分ではどうしようもない場合は、一本からでもお手入れに来てくれる植木屋さんにお願いしてみるのも良いですね。
たくさん庭木がある中で1本だけという指定も可能ですし、新しく植えたい木の相談にものってくれますよ。
例えば、テレビでコマーシャルをしているくらしのマーケットなら、どんな人でどんな評価の人が来てくれるのも分かりますよ。
このような感じになっているので相場が適当な植木屋にぼったくられる心配もありません。
私の植木屋経験から草刈り業者や植木屋など色々とチェックしてみました。
料金が上乗せされているようなこともなく一般的な業者の適正価格ですね。
反対に言えばどの業者を選んでも激安ということはありません。
なんと言ってもどんな人が来るか最初から確認できるのが安心のポイントですね。