ネムノキ(合歓の木)は夜には葉が閉じて垂れ下がり、昼には葉が開き、綺麗にフワッとした花を咲かせるとても可愛い木ですね。
ただ、地植えでは生育が旺盛なので元気に育ちますが、剪定方法や時期を間違うと場合によっては枯れてしまうこともあります。
ここではネムノキの強剪定や枯れる原因について以下のポイントをまとめています。
・ネムノキについて
・ネムノキの剪定方法と時期
・ネムノキの強剪定はしても大丈夫?
・ネムノキが枯れる原因は?
・ネムノキの植え付け時期
・ネムノキの病気や害虫
どういったお手入れば必要か知っておけば、ネムノキ(合歓の木)のお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
ネムノキ(合歓の木)とは
ネムノキは地植えをして放置で育てるには良いですが、お手入れが多少難しい上に大木に成長するので放置できないのであればあまり庭植えはおすすめしない木の一つです。
シンボルツリーとして勧めている場合もありますが、あくまでお手入れが出来る人限定ですね。
種類 | 落葉高木 |
最大樹高 | 5m~15m |
植栽場所 | 日なた、半日陰 |
お手入れの難易度 | 少し難しい |
水やり | 植えて2年~3年ほどした木は雨だけで十分 |
花の色 | 赤色、ピンク色 |
ネムノキを剪定する方法や時期
ネムノキの剪定時期は2月頃から3月頃、または7月から8月頃です。
基本としてネムノキは剪定しない方が良いですが、家の庭に植えるのに5mにも10mにもなられると困るのでどうしても剪定は必要になりますね。
本当に枯れやすいので、しっかりと小枝などが出ている部分を選んで剪定していきますが、剪定した部分には癒合剤を塗って枯れないように保護しましょう。
ネムノキの強剪定をして大丈夫な時期
ネムノキの強剪定は2月下旬〜3月上旬までが適時です。
ただし「強剪定=枯れる」と言っても良いくらいに枯れやすいので、大きくなったネムノキを強剪定する場合は一か八か的なノリになりますね。
植木屋側としても、ネムノキを枯れないように強剪定してくれと言われても嫌なので出来れば受けたくない仕事です。
ネムノキが枯れる原因は?
ネムノキの落葉と鞘
ネムノキが枯れる原因には以下のようなことが考えられます。
・水やり不足で乾燥している
・適当に剪定しすぎている
ネムノキが枯れる原因の多くは水やり不足による乾燥か剪定のしすぎです。
ネムノキは乾燥に弱いので若木の内は、日差しが強い場所などに植えていたり、夏の暑い時期は根元にワラやマルチングをして乾燥を防がないといけません。
ネムノキの植え付け時期は?
ネムノキの植え付け時期は2月~3月頃です。
庭植えであれば、水はけがよく、日が当たる場所に植えましょう。
日なたでも風があまり通らない場所を選んだ方が良いですね。
1年で1mの勢いで伸びるので周囲に2mから3mはスペースがある場所を選びましょう。
ネムノキを挿し木で増やす
ネムノキの挿し木は3月から7月頃であれば当年に伸びた枝を使って行ないます。
枝を10cmほど取って、1時間ほど水に付けてから、挿し穂用の土に挿して水切れしないようにすれば1か月から2か月ほどで発根します。
挿し木ではなく、秋に種を取って、春に撒いても芽がでますね。
ネムノキの病気
ネムノキは風通しが悪い状態だとカイガラムシが発生します。
5月から7月頃は発生時期なので注意して観察しておきましょう。
カイガラムシは薬での駆除が難しいので、見つけ次第歯ブラシなどでこすりとりましょう。