レッドロビンは生垣の代表的な存在ですね。
春には白い花を咲かせ。
新葉は真っ赤に染まり。
秋には小さな赤い実をつけて目を楽しませてくれます。
ここでは、レッドロビン(ベニカナメモチ)を剪定する時期や小さくするためにバリカン(トリマー)で強剪定の方法などについてまとめています。
・レッドロビンについて
・レッドロビンの剪定方法と時期
・レッドロビンを強剪定する方法
・レッドロビンの花の咲き方
・レッドロビンを育てる場所
どういったお手入れが必要か知っておけば、レッドロビン(ベニカナメモチ)のお手入れがもっと楽しくて簡単になりますね。
レッドロビンは真っ赤に染まる生垣が美しい
レッドロビン(ベニカナメモチ)は、真っ赤になる姿がかっこよくて、昔から生垣や目隠しとしてよく利用れていますね。
レッドロビンは、放置しているとすぐにボサボサになってしまいます。
特に目隠しとして道路側に植えてある事が多いので、上の写真くらいになって放置していると相当飛び出してしまって歩行者の迷惑になります。
ただ、お手入れ自体は刈り込みにも強く、難しい剪定が必要ないので初心者向けの庭木といえるでしょう。
それでは、まずレッドロビンについてチェックしてみましょう。
種類 | 常緑樹 |
最大樹高 | 4m~5m |
成長速度 | 非常に早い |
植栽場所 | 日当たりの良い場所、半日陰 |
お手入れの難易度 | とても簡単 |
水やり | 植えて2~3年ほど成長した木は雨だけで十分 |
花の色 | 白い小さな花が咲く |
実 | 赤い小さな実がなるが食べられない |
日本の品種は「カナメモチ」や「ベニカナメモチ」と呼ばれます。
一応品種が多少違うのですが、どちらも同じような認識で知られていますね。
レッドロビンとベニカナメモチの見分け方は、レッドロビンの方がベニカナメモチより葉が大きい程度なのでよほど見比べた経験がないとまず分かりません。
レッドロビン(ベニカナメモチ)の剪定をする時期
レッドロビン(ベニカナメモチ)の剪定をするのに適した時期は、3月頃、花を楽しんだ後の6月頃、10月頃の3回です。
花後、梅雨から夏になるとすでに花芽の成長が始まっています。
翌年の花を楽しみたければ花芽を見ながら剪定することになりますね。
もちろん、花芽が完全に揃ってからから強い刈り込みをすると来年の花は期待できなくなります。
基本的にレッドロビンは新しく生えてくる新葉が赤くなります。
3月に刈り込んで赤みが収まって緑に変わる6月に再度刈り込みをすれば、新しく赤い葉を楽しめますね。
冬に刈り込むと弱って枯れてしまうこともあるので、最後は10月までには終わらせましょう。
10月に刈り込んでおけば、次の春まで真っ赤な生垣のまま冬も楽しむことができますね。
レッドロビンの生垣をバリカンで強剪定をして大丈夫な時期
レッドロビンを強剪定で小さくするなら10月頃が1番が良い時期になります。
1年で成長した分を一気に切って小さく出来るタイミングです。
もちろんやりすぎると枝がれしてしまうので注意しましょう。
もちろん、レッドロビンを一気に小さくした場合は来年の花や実は期待出来ません。
しかし、時期さえ気をつければしっかりと葉を残しながら強剪定すること自体は問題ありません。
大きくなったレッドロビンは一気に切りすぎると内側に葉が無くなってしまいます。
スカスカになってしまって生垣に穴が空いてしまうこともありますので要注意です。
基本は表面を軽くなぞるように刈り込んで行けば、葉もしっかりと密に揃います。
間違って太い枝を切って枯れるということもありません。
レッドロビンの刈り込みは簡単ですが、手間であれば生け垣だけでも植木屋さんに頼んでみると良いでしょう。
今どきの植木屋さんは本当に1本や生け垣だけでも来てくれるので、とても頼みやすいですね。
例えば、テレビでコマーシャルをしているくらしのマーケットなら、どんな人でどんな評価の人が来てくれるのも分かりますよ。
このような感じになっているので相場が適当な植木屋にぼったくられる心配もありません。
私の植木屋経験から草刈り業者や植木屋など色々とチェックしてみましたが、料金が上乗せされているようなこともなく一般的な業者の通常料金ですね。
レッドロビンの生垣の下がスカスカで育たない理由
レッドロビン(ベニカナメモチ)の生垣で下がスカスカで育たないということがあります。
基本的にレッドロビンは上に上に伸びて、不要な下の枝が枯れていってしまう傾向にあるためですね。
下がスカスカになってしまうと本来の目的である「生垣での目隠し」として役目を果たしてくれなくなります。
レッドロビンは目隠し出来る程度の高さで止めて、全体に葉が茂るように年に2回から3回は定期的にお手入れをする必要があります。
大きさを止めて葉が行き渡るようにしながら大きくしないといけませんね。
レッドロビンはどんな病気になるの?
レッドロビンは病害虫にも強いのでそれほど大きなトラブルになることはありません。
ただし、葉に黒い斑点のようなものができる「ごま色斑点病」という病気に掛かることがあります。
見つけたらシッカリと葉や枝を除去して、周辺に落ちている葉も処理しましょう。
ごま色斑点病用の薬剤は多くの会社で発売されていますね。
ホームセンターなどで「ベニカXスプレー」や「GFベンレート水和剤」を購入するのも良いです。
植木屋さんにお手入れついでに薬剤散布を頼むのもアリですね。
特に夏場の暑い時期に剪定すると病気を誘発しやすくなるので、夏場に剪定するのは避けましょう。
レッドロビンの花が咲く時期
レッドロビン(ベニカナメモチ)の花は4月頃から小さな白い花を咲かせて、5月頃に開花のピークを迎えます。
花芽は夏頃には出来ているので、その後に強く剪定やバリカンで刈り込んでいると翌年は花を楽しむことはできません。
また、日陰に植わっている場合も花が少なかったり、場合によっては咲かなかったりします。
これから植えるのであればできれば日当たりが良い場所にしておきましょう。
レッドロビンの実がなる時期
レッドロビン(ベニカナメモチ)は11月頃にナンテンのような赤い小さな実がなりますが、苦くて食べられません。
と言っても、レッドロビンの花と同じで時期関係なく刈り込まれています。
かなりよく観察している人でないと、レッドロビンの実がなっているところを見たことがある人もそれほど多くありません。
レッドロビンを植える時期
レッドロビン(ベニカナメモチ)の植え付け時期は3月~4月、または9月下旬から10月が一般的です。
レッドロビンは日当たりがないと変に伸びて葉がスカスカになったりします。
せめて半日陰以上の暖かい場所に植えてあげると良いでしょう。
生け垣にされるほど生命力の強い木です。
しかし、若木の間は特に乾燥に弱いので、ある程度の湿度を保てるようにしてあげましょう。
レッドロビンより洋風に合うトキワマンサク
生垣といえば昔からレッドロビン(ベニカナメモチ)が多いですね。
ただ、かなり多く使われ過ぎているので、最近では洋風の家にはベニバナトキワマンサクが使われていることもあります。
ベニカナメよりはお手入れが必要ですが、トキワマンサクも萌芽力があるので育てるのも簡単です。
赤やクリーム色の綺麗な花と秋には葉が紅葉する種類もあったりして人気です。
トキワマンサクは1本立ちでお庭のシンボルツリーにもおすすめですね。
レッドロビンの生垣の場合はバリカン(トリマー)などがないと綺麗に刈るのが結構たいへんです。
わざわざ購入するよりも1m300円~500円くらいでお手入れしてくれる業者さんに頼むと良いですね。
レッドロビンの剪定や刈り込みだけでも植木屋に頼める
すでに大きくなったレッドロビンや自分ではどうしようもない場合は、一本からでもお手入れに来てくれる植木屋さんにお願いしてみるのも良いですね。
たくさん庭木がある中で1本だけという指定も可能ですし、新しく植えたい木の相談にものってくれますよ。
庭木1本からの剪定料金を知りたい場合は、日本各地の植木屋やいろんな業社を比較できる口コミの比較サイトで費用の相場をチェックして依頼すると良いでしょう。