カイヅカイブキは昭和に作られた庭であればかなりの確率で生け垣にされている常緑樹ですね。
刈り込みにも強い種類ですが、強く切りすぎると枯れ込んでしまうこともあります。
ここでは、大きくなり過ぎたカイヅカイブキを小さくする方法や強剪定の方法などについてまとめています。
カイヅカイブキはコニファーの仲間
カイヅカイブキは、英語で「Dragon juniper」と呼ばれ、中国では螺旋状に伸びる姿が龍の様で縁起が良いと人気ですし、日本でも関西を中心に昔から生垣や目隠しとしてよく利用れていますね。
カイヅカイブキは、放置しているとすぐにボサボサになってしまいますが、刈り込みにも強く難しい剪定が必要ない初心者向けの庭木といえるでしょう。
それでは、まずカイヅカイブキについてチェックしてみましょう。
種類 | 常緑樹 |
最大樹高 | 5m~8m |
成長速度 | 早い |
植栽場所 | 日当たりの良い場所、半日陰 |
お手入れの難易度 | とても簡単 |
水やり | 植えて2~3年ほど成長した木は雨だけで十分 |
花の色 | 花はつかない |
実 | コンペイトウのような実 |
カイヅカイブキはコンペイトウのような実がなり、これは「球果(きゅうか)」と呼ばれています。
カイヅカイブキの剪定をする時期
カイヅカイブキの剪定をするのに適した時期は、4月~6月頃、10月~11月頃の2回です。
年に2回刈り込みをして、基本的な樹形からはみ出す枝を剪定していれば形は綺麗に保つことはできます。
ただし、表面ばかり剪定していると内側が枯れ込んだり、虫や病気の温床になったりします。
カイヅカイブキは風通しをよくするために内側に伸びる枝を剪定したり、枯れ葉をしっかりと落とすというお手入れも定期的に必要になります。
カイヅカイブキを強剪定をして大丈夫?
カイヅカイブキを数年間お手入れをしていない場合に、強剪定で一気に小さくしたくなりますよね。
しかし、通常の剪定と同じでカイヅカイブキはどれだけ強剪定しても葉がある場所までしか切ることができません。
大きくなりすぎたカイヅカイブキを小さくしたければ数年に渡ってギリギリを狙いつつお手入れをするしかありません。
時期的には新芽が出やすい4月中旬から5月中旬頃がオススメです。
たまに大きくなり過ぎた生け垣を低くするために「全体的に1m低くしたい」というような依頼もありましたが、そのような切り方をすると汚くなりすぎて数年後には撤去してフェンスに変えることになるでしょう。
ただ、ここまで手を掛けるのであれば毎年決まった時に来てもう業者さんを探すのも良いですね。
業者さんは高いイメージがありますが「どこかのついでに余った時間でやってくれれば良い」というような交渉をすれば案外安く管理してくれますよ。
カイヅカイブキの葉っぱが尖ってしまう
カイヅカイブキを強く切りすぎると、新しく出てきた葉っぱが「針葉(しんよう)」となって尖ってしまうことがあります。
これは先祖返りと呼ばれて理由は解明されていませんが、放置しておけばもとに戻るということはありません。
先祖返りしてしまった葉は根元から切って新しく生えるのを待つしかありませんが、大体の場合はそのまま生えずに穴が開くことになりますね。
カイヅカイブキはどんな病気になるの?
カイヅカイブキは「赤星病」や「芽枯病」が有名です。
基本的には日当たりと風通しを保つようにしておけば大丈夫ですが、かなりの確率で内側が放置されているカイヅカイブキが多いですね。
芽枯病は、枝の先が枯れ込んでいく病気で、修復には枝葉が密集しないように剪定して風通しを良くし、銅水和剤などを散布しましょう。
カイヅカイブキを植える時期
カイヅカイブキの植え付け時期は3月~4月、または9月下旬から10月が一般的です。
カイヅカは日当たりがないと成長できませんので、せめて日当たりの良い半日陰以上の暖かい場所に植えてあげると良いでしょう。
生け垣にされるほど生命力の強い木ですが、1月から3月に寒肥をするのがおすすめです。
カイヅカイブキを新しく植える家はほぼ無い
古い家や土地には生垣といえば昔からカイヅカイブキが植えられていますが、最近ではレッドロビン(ベニカナメモチ)が多いですね。
また、洋風の家にはベニバナトキワマンサクが使われていることもあります。
トキワマンサクも萌芽力があるので育てるのも簡単ですし、赤やクリーム色の綺麗な花と秋には葉が紅葉する種類もあったりして人気です。
トキワマンサクは1本立ちでお庭のシンボルツリーにもおすすめですね。
大きくなりすぎたカイヅカイブキを伐採したい
カイヅカイブキは生け垣に使っていても放置していれば3mを越えてくるので大変なことになりますね。
また、1本立ちなどでシンボルツリーにしても龍のようでかっこいいですが、これも放置しておくと7m~8mで手がつけられなくなります。
3m程度のカイヅカイブキで、幹が太く無ければ簡易ののこぎりでも十分に伐採できますし、なんとかごみ処理もできるでしょう。
しかし、幹が成人の握りこぶしよりも太かったり、枝葉が多いと切ることはできてもごみ処理や掃除で悲惨な目に遭いますね。
またどうせ伐採するのであれば、抜根して根っこから除去した方がシロアリなども出ないので安心でしょう。
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