こんにちは。
元サラリーマン植木屋として庭木の剪定をしつつ、マネージャーとして年間500件以上の見積りに周っていたマキです。
植木屋さんというと強面の職人さんが来るというイメージがあるのでちょっと怖いという人もいますね。
しかし、今どきはキチンとしたホームページを持っている業者であればそんなことを心配する必要はありません。
必ず比較できるサイトで探すか、相見積もりをすることを全力でおすすめします。
ここでは、私の植木屋経験を元に、植木屋に見積りを依頼する時に注意するべき5つのポイントをご紹介しています。
植木屋に見積もりを取る際に注意する5つのポイント
まず、植木屋に見積もりを依頼する際に最低限は注意しておいた良いポイントが5つあります。
1.しっかりと希望を聞いて提案してくれる植木屋
2.時間を守る植木屋は当たり前
3.見積もりの内容が明確に分かる植木屋が良い
4.汚い作業服で見積もりに来ない植木屋はダメ
5.無料で見積もりや相談が出来る植木屋
植木屋さんはかなりサービス業化しているとは言っても、まだまだ昔ながらの考えを持っている人も少なくありません。
また、植木屋の見積りは「明確な決まり」がないので、業者によって本当にバラバラです。
例えば、一般的な作業スピードの植木屋なら1日1名で終わる剪定作業の場合に植木屋の見積りではこう考えます。
このように全てが業者さんの経験則と都合で決まってしまいます。
見積り内容をしっかりと相談できるようにのような料金が比較できるサイトで探して相談するか、めんどうでも最低でも3社の見積りは取った方が良いですね。 くらしのマーケット
1.希望を聞いて見積りと提案をしてくれる植木屋
最初に一番大事なポイントですが、サービス業ではないこだわりが強い植木屋に多いのがこれです。
「自分の知識や木を大切にすることを優先」して「お客さんの希望を汲み取らない」植木屋。
例えば、植木屋にお庭の手入れを依頼するお客さんには大きく分けて2パターンがあります。
庭のお手入れというと、お金に余裕があって綺麗な庭がある①の場合が多いと思われがちです。
しかし、私が働いていたようなサービス業の植木屋に庭木のお手入れを依頼される方の7割以上は②のケースです。
①のお客さんの場合は、立派なお庭があって庭木にこだわりがある人が多いですね。
そのために、こだわりがある職人気質の植木屋がマッチします。
しかも、だいたい決まった植木屋と長年付き合いをしているので、ネットで見積もりを申し込むような人は少ないですね。
しかし、インターネットのホームページから見積もりを依頼する②のお客さんはこだわりが無い人も多いです。
また、庭木をどうすれば分からず困っているお客さんばかりです。
しっかりとお客さんの希望を聞い解決して、今後どうすればよいか提案してくれる植木屋ですね。
しかし、昔ながらの植木屋にはお客さんの声より木の声を優先する植木屋は少なくないです。
庭木を見て木の声を聞く前に、お客さんの声を聞いてくれないと話になりませんね。
例えば、お客さんは困っているからどうにかして欲しい。
と言って上から目線で注意してくる植木屋は困っている②の人には必要ありません。
もちろん、本当にダメならダメと言うこともお客さんの為です。
植木屋として庭木を大事にしたい気持ちも分かります。
ただ、一番大事なのは庭木で困っているお客さんの悩み事を解決することですね。
2.約束の時間を守る植木屋
当たり前過ぎることですが、見積もりなどで指定した時間をキッチリと守る植木屋であることは日本で営業するには最低限のマナーです。
しかし、植木屋にはこの最低限を守れない業者が非常に多いです。
5分、10分くらいは遅刻の内に入らないというような認識で働いている人がゴロゴロといることに本当に驚きます。
それはほとんどの場合で外部委託している協力業者の「植木屋」でしたね。
多くの場合で遅刻していたことが、会社にバレると不味いと思って連絡しないという子供のような理由です。
連絡していれば何も問題なかったということにも気づけないんですね。
遅刻は100%防げることではないので、何らかの事情があるのは仕方ありません。
しかし、5分、10分でも見積りなどに遅刻することを事前に連絡しない植木屋に依頼するのは止めた方が良いでしょう。
最近では、のように地域の業者を口コミで比較できるサイトがあるので下手に遅刻なんてできないですけどね。 くらしのマーケット
3.汚い作業服で見積もりに来る植木屋
植木屋は現場作業で汚れることが当たり前です。
しかし、作業後に見積もりに行く場合でも、着替えを持ってきれいな服装で見積りに行くのが当然です。
植木屋は家の中に上がることはまず無いので白い靴下を履けとは言いません。
それでも、作業後に立ち寄ったから汚い格好で良いなんてことは理由にはなりませんね。
初対面の人に合う時に身だしなみを整える気持ちがあるかどうかで仕事への姿勢も分かります。
4.見積もりの内容が明確に分かる植木屋
植木屋というと未だに見積もりが「庭木お手入れ一式 30,000円」という内容がまったく分からない見積もりを出す業者は少なくありません。
他にも「3人工✕2日 60,000円」「ごみ処理12,000円」というような見積もりもありますね。
見積りについて詳しくはこちら
→植木屋さんのお手入れ料金の相場・業者によって費用はまったく違う
「剪定一式」のような見積もりを出す業者は、お客さんのことを一切考えていない業者の代表とも言えます。
例え他の業者よりも多少安かったとしても避けた方が良いでしょう。
こういった業者はやり直しや手直しを希望した際に平気で別料金を請求してきたりする可能性が高いです。
また、作業途中で見積もり額を替えてきたりすることも普通にあります。
見積もりは、必ず希望した内容をしっかりと提示してくれる業者を選びましょう。
・クス 5m→3m枝下ろし 3本 6,000円
・マキ3m 玉造り 1本3,500円
・キンモクセイ2m 剪定、刈り込み 1本2,000円
・清掃、切り枝ゴミ処理 4,000円
●費用合計 15,500円
このように、何をどうするといくらになるということが明確に分かる見積もりであればわかりやすいですね。
どの木と、どの作業にどれだけ料金が掛かっているのか理解できて良いですね。
また、作業が手直しなのか追加作業なのか明確に分かります。
ただし。
また、明らかな作業内容の変更でない限りは、手直しをしても見積もりの料金が変わらないということを確認しておくのも大事なポイントです。
5.無料で見積もりでその場で決めなくても良い植木屋
サービス業の植木屋であれば、僻地でもない限りほとんどが見積り無料です。
しかし、見積もり無料で伺って、意地でもその場で仕事を決めに掛かろうとする植木屋もいます。
依頼する際に少し検討したいということを伝えて、気分良く後日に連絡でも良い業者が好ましいですね。
もちろん、植木屋としてはその場で決めて貰った方が2度手間、3度手間にならずに済むので助かるのは事実です。
しかし、悩んでいる所に「今決めて貰えばコレくらいに割引しますよ」というような交渉をしてくる業者は避けましょう。
ただ、見積もりが庭木1本や2本で、1時間もあればお手入れが終わってしまう場合は違います。
植木屋としても、見積もりで訪れたついでに終わらせてしまいたい仕事ですので、即決してあげて良いかも知れませんね。
植木屋に見積りを依頼する注意点のまとめ
もう一度、注意するべきポイントをまとめましょう。
もちろん、植木屋の見積もり料金が高いか安いかも重要です。
しかし、1,000円、2,000円など多少の金額差であれば、明朗会計で気持ちよく依頼できる業者を選ぶのが一番です。
植木屋にはお手入れの技術や知識を売りにしている業者はたくさんいます。
しかし、最初から最期まで気持ちよく仕事をしてくれる植木屋はまだまだ多くありませんからね。
相場が分からない場合は、居住地域の植木屋の料金を比較できるで費用の相場と口コミをチェックして依頼すると良いでしょう。 くらしのマーケット