一昔前にシンボルツリーとして流行ったので、最近ではかなりのお宅の玄関で見かけるシンボルツリーのシマトネリコです。
育てやすく、剪定も時期を合わせてバチバチ切ってしまえば簡単なので、今でもおすすめのシンボルツリーと言えるでしょう。
しかし。
ここでは、シマトネリコ植えて後悔した人、失敗したと感じている人のお話をご紹介しましょう。
シマトネリコを植えて後悔
シマトネリコは常緑樹なので、葉が落ちないと思っている人は多いですが、常緑樹も新しい葉に入れ替える時に落葉しますからね。
一通り葉が落ちきってしまえば次の時期まで生えてこない落葉樹と違って、常緑樹の方が落ち葉が多くて掃除が大変ということを気にしている人は案外少ないですね。
シマトネリコは2010年頃から人気が出て、かなりの数のお宅で植えられていますが、放置していたために大きく育ちながら、散った花のゴミと落ち葉の2段構えで掃除を強いられるので嘆いている人が多いですね。
シマトネリコは枯れにくいので植木屋が好む
シマトネリコは可愛くて涼し気な見た目でも人気がありますが、植木屋からしても無難で助かるので良く勧める場合があります。
何故かと言えば、植木屋が植樹する場合は枯れ保障を付けるのが一般的で、適切に水やりなどをしているにも関わらず枯れた場合は保障しないといけません。
そういった場合には、まず枯れることがない木をおすすめすることが多いですので、植えた後に素人任せでも枯れることが少ないシマトネリコが人気が出た理由の一つでもあります。
シマトネリコを植えて後悔する場所
育てやすい木として今でもシマトネリコはおすすめできますが、植えると高確率で後悔する場所があります。
落ち葉が隣近所に飛んでしまうような場所は避けないと、近隣トラブルになる可能性もありますし、毎日気になってストレスになるので止めておいた方が良いですね。
シマトネリコが大きくなると屋根やカーポートに落ち葉などが貯まって雨樋が詰まったり、カーポートに落ち葉が堆積して汚くなったりとロクなことがありません。
落葉すると道路の溝にドンドンと葉が溜ってしまうような場所も避けた方が良いですね。
シマトネリコは樹勢を抑えるように小さく剪定をするのが大事
シマトネリコを植える場合は、1年に1回は50cm以上伸びますので、定期的に主幹を切ってコンパクトにするような強剪定をすることが重要です。
シマトネリコは花のゴミに悩まされたく無ければ、6月~7月頃に高さを抑える意味で剪定してしまえば花の数は大幅に減ります。
花は楽しみたいというのであれば、10月~11月頃に育った分を切ってしまうと良いですが、冬に向けて成長が止まる時期なので強く切りすぎるのは良くありません。
剪定は、手間といえば手間ですが、小さくすることで落ち葉を減らすことも出来ます。
シマトネリコで後悔のまとめ
最近ではどこのお宅でも植えられているので人気は落ちていますが、もともとお手入れが楽なシンボルツリーなどは種類が多くありませんので、定番化しているとも言えるでしょう。
変わった木を植えるのも良いですが、その分だけ手間が掛かったりする場合もあります。
シマトネリコを植える場合は、後悔しないように最低限のお手入れは頑張って下さいね。
最近の植木屋さんは、シンボルツリー1本からでもお手入れをしてくれるので、1年に1回強剪定を頼んでおけば費用も安く、ゴミ処理もしなくて済むのでオススメですよ。