私が植木屋として働いている時も、正直に言って一番嫌な仕事でした(笑)
そのため、少しでも楽に早く終わらせるために現場毎に手を替え品を替えで色々試していましたので、一般家庭でも少しでも草むしりを楽にするコツをご紹介しましょう。
もくじ
草むしりにはコツがある
草むしりのコツとして大事なのは、草むしりの時期を選ぶことです。
しっかりと時期を選べば草の根っこから抜き取るのも楽ですし、次に生えてくるタイミングも遅らせることができます。
この時期の雑草は、春に芽吹いて、梅雨でガッチリと成長してしまった雑草と戦うことになって大変ですし、なんと言っても暑さで熱中症の危険もあります。
これが一番簡単ですね。
タイミングとしては春先の3月、梅雨頃の6月、夏が終わった10月初旬が良いでしょう。
こんな意見がありますが、この時期に徹底的にしておくことで、3月から芽吹いて梅雨の後に勢いよく伸びる雑草をかなり減らすことができますよ。
ただ、蚊や害虫が増える時期で、草抜き中に蚊にさされたり、チャドクガなど風に乗せて飛ばす毒にやられて痒くなったりもしますので、業者さんに頼んだ方が良いかも知れませんね。

草取りを楽にするコツは必須アイテムの3種の神器
もう一つの草取りを楽にするコツは、草取りに使う道具で、必ず用意しておいた方が良い道具が幾つかありますのでご紹介しましょう。
この3種の神器を持っているか持っていないかで、大幅に草むしりの効率が変わるので、自力で草むしりをするなら購入することを強くおすすめします。
コレが無いと始まらない「ねじり鎌」
草取りをするのであれば必須のアイテムがねじり鎌です。
私も何度も草取り作業をしてきましたが、ハッキリ言ってねじり鎌無しで作業なんてしたくありません。
もし作業に入る前にねじり鎌を忘れてしまっていたら、近くのお店に買いに行きたいくらいに草むしりには重要なアイテムです。
ねじり鎌は、左手で草を軽く引っ張りながら、先端を土に差し込むだけでスイスイと草が抜けるので本当に便利ですよ。
一般家庭でそれほど雑草の密度がない状況であれば、ねじり鎌だけあれば十分です。
まとめて削り取れる「草削り(立鎌)」
草削りの立鎌は、その名の通り立ったまま使える道具です。
草が密集した場所では、ねじり鎌などで1本1本抜き取るよりも、草削りで土ごと削り取るように草を取って行くのが便利ですね。
土ごと一緒に削って一気に作業することができるので、作業面積が広い場合はかなり有効な手段です。
ただ、処分場へ持ち込むにしても草に土がたくさん混ざっていると拒否される場合があるので、削り取った土と草を分別する手間があるのがデメリットと言えるでしょう。
もちろん、デメリットを考えても1本1本抜くよりも圧倒的に早いのは間違いありませんが、硬い地面の場合は草削りではなく、普通に鍬を使った方が良い場合もあります。
しかし、通路など見た目を気にしないといけない場所は地面を掘り返す訳にはいかないので、一気に削り取る草削りは使えませんね。
狭い場所には「草取り一番」
正式な名称はなんと呼ぶのか分かりませんが、刃先がギザギザになっている草取り一番は芝生の中の草取りや、狭い隙間に生えている草を取る時に役立ちます。
芝生では土ごと削り取るわけにはいかないので、草の根っこに向かって差し込んで引っ掛けて引き抜くという繰り返しにとても便利です。
ただ、土の中から引き抜く作業を何度も繰り返す割には耐久性が無いので、それほど長持ちしません。
砂利の草取りではあると便利な片手鋤
3種の神器と言いながら4つ目になりますが、砂利の中にある草を取る際にあると便利なのが片手鋤です。
硬めの地面の場合はねじり鎌では刃が立たずに大変な場合がありますが、そんな時に使えるのが片手鋤です。
片手鋤には片方がレーキになっているタイプとツルハシのようになっているタイプがありますが、普通の草取りで使うのであればレーキタイプになっているのがおすすめです。
砕石や砂利などの中に生えている取りにくい草の場合は石のスキマに差し込めるツルハシタイプがおすすめです。
草むしりのコツ・まとめ
とにかく面倒な草むしりですが、時期と道具さえ揃えればかなり楽になります。
しかし、せっかくの休日などを潰して草取りに時間を費やすのであれば、それほど広いお庭でなければ業者さんに頼んでしまうのが楽で良いでしょう。

草の生え具合や生えている状況にもよりますが、一般的な家庭の庭サイズの10㎡ほどなら5,000円もあれば嫌な思いをせずに楽をできますし、お金は払っても気づいたら綺麗になっているというのは案外嬉しいですからね。
何社か無料見積りに来てもらって、毎年頼める親切で安い業者を探してみると良いですよ。
