植木屋や外構業者で職人さんが来るとなるとお茶出しやちょっとした休憩でお菓子を出した方が良いのか気になりますよね。
ホームページを持っている業者であれば「お茶は不要です」と記載していることが多いですね。
しかし、やっぱり気になるという人の為にお茶出しをするタイミングやお茶出しをする人はどのようにしているのかについて説明してみましょう。
植木屋や職人にお茶出しをする必要はあるの?
私が働いていた植木屋は老舗などの植木屋ではなく、サービス業としての植木屋だったので、1時間や2時間程度で終わる仕事も多かったという理由も関係していると思います。
1日~2日掛かるようなお庭の場合は、用意してもらえるお宅が多い傾向にあります。
お茶出しをして植木屋さんのモチベーションは変わる?
お茶を出せば、それでやる気や仕事内容が変わるということはありません。
基本的に植木屋としても本気でお茶出しは不要だとは思っています。
それでやる気や仕事内容が変わるということはありませんが、やはり気遣ってもらっているという気持ちでモチベーションは変わると思いますよ。
ただし、全力で作業しないと終わらないお手入れの場合は「ゆっくりして下さい」がありがた迷惑になる可能性もあるので、セルフサービス的に用意するのがおすすめです。
植木屋さんにお茶を出すタイミング
昔からの植木屋は3回休憩を取ります。
・10時の小休憩
・12時の昼食
・15時の休憩
だいたい、この3回で休憩を取るので、そのタイミングで出すというのが一般的でした。
しかし、今どきは仕事の回転を重視する植木屋が多いので、こんなのんびりしたペースで仕事をする植木屋も減っていると思いますし、12時の昼食休憩は外に出る場合が多いので本当に用意する必要はありませんね。
ただ、もしお茶を用意してあげたいと考えるのであればセルフサービスで自由に飲めるようにするのがおすすめです。
最近はポットなんて使っている家は少ない気がしますので、適度な時間に温かいお茶などを急須などに入れて「ご自由にどうぞ」と一声掛けておけば良いでしょう。
むしろ温度管理なんて考える必要すら無いので冬場でも常温のお茶で十分ですね。
半日のお手入れなどの場合は帰りに渡してあげましょう
半日のお手入れなどの場合に休憩を取ることはまずありません。
この場合は大抵、午後からも違う仕事を入れていて、次のために全力で終わらせる為に急いでいますのでお茶出しをされるとありがた迷惑になる可能性が高いです。
しかし、やっぱり何か気遣いはしておきたいなと考えるようであれば、お手入れが終わって帰る前に人数分のペットボトルのお茶や個包装の饅頭などを渡してあげると喜ばれますね。
きっと、次の現場に移動しながら「助かるわー」と喜んで飲んでいるでしょう。
次も頼める植木屋ならお茶出しをしてコミュニケーションを取る
お手入れをしてもらって「これならまた次も頼める」と思える人柄やお手入れ内容であれば、お茶出しをキッカケにコミュニケーションを取るのも良いでしょう。
サービス業としての植木屋であればお手入れの途中に「途中確認」で、お手入れの状況を説明したり、切り加減を確認したりするので大丈夫ですが、中には「時間をとっては悪い」と思って最期まで何も話をしてこない業者さんもいます。
どちらにしても、午前ではなく午後3時頃の休憩に合わせてお茶出しをしてあげれば、話すきっかけになるので良いですね。
植木屋としても、今後の話が出来て嬉しいですし、依頼主にとっても庭だけでなく、駐車場周りやエクステリア、家のことなどで他に何か困り毎でもあれば相談してみることで解決する場合もあります。
家回りの業者関係は家全体のケアを出来る横の繋がりを持っていますし、全国ネットの植木屋などはハウスメーカーと同じようなモノなので、なんでも相談できますね。
引っ越しみたいに現金のお礼は渡す必要ある?
庭師というと昔は作業が終わった時にお礼として「現金」を渡す習慣もありましたが、今そんなことを行っているのは昔からその植木屋と付き合いがある豪邸くらいでしょう。
私もたまに「なんのお構いもできなかったので皆さんでお茶代にでもして下さい」と人数✕1,000円やまとめて5,000円など貰ったことがあります。
しかし、植木屋に来てもらって現金のお礼はまったく不要ですね。
もちろん、貰えると嬉しいですが気にする必要はありません。
植木屋さんのお茶出しのまとめ
植木屋さんにお茶出しをする必要があるかないかをまとめるとこうなります。
本当に必要ないと思っていても、お茶出しをしてもらえば嬉しいのは当たり前ですし、多少なりともモチベーションに影響するのも事実です。
また、仏頂面で黙々と働く植木屋さんなどでも、お茶をだしてコミュニケーションを取ることで「依頼主の方も安心できる」という効果もありますね。
良く外国人はエレベーターなどで誰にでも声を掛けるという話がありますが、それはコミュニケーションを取ることで不審な人物かどうかを確認したり、お互いの緊張を和らげて距離を縮めるということから行われています。
それと同じで、お茶出しも不要と言われるから出さないのではなく、自分のメリットのためにも少し気遣いしてあげると良いかも知れませんね。